あこがれのクレラーミュラー美術館

Window or Wall Sign ブルース・ナウマン 海外アート
Window or Wall Sign ブルース・ナウマン

アート旅ブログのマチです。

昨年のアートレビューです。

クレラーミュラー美術館入口
クレラーミュラー美術館入口

2024年念願のオランダアートひとり旅を決心し、勢いでフライトとホテルを予約したものの、小柄な日本人が身長2メートルの世界に飛び込むのにはかなりの勇気が必要だった。2か月前から準備を少しずつ進めた。

夜のカフェテラス ゴッホ
夜のカフェテラス ゴッホ

クレラーミュラー美術館。行った人の話によると鉄道とバス二本を乗り継いでたどり着くのに苦労するらしく、クレラーミュラー行きを決断したことを少し後悔する。その日から訪ねた方のブログを読みひたすらリサーチ、検索。

アクセス 

エーデ・ワーヘニンゲン駅
エーデ・ワーヘニンゲン駅

①エーデ・ヴァーヘニンゲン駅からアペルドールン駅行きバス108番に乗り、オッテルローロトンデで下車。ここからデ・ホーヘ・フェイルヴェ国立公園方面行き小型バス(ミニバン)106番に乗車し、公園入口でチケットの確認を受けて、クレラーミュラー美術館で下車する。

➁アペルドールン駅からはエーデ・ヴァーヘニンゲン駅方面に向かう108番バスに乗り、オッテルローロトンデで下車。ここからは上記と一緒、106番バスに乗車。

③アーネム駅からは、バルネフェルト行きの105番バスに乗り、オッテルローロトンデで下車。ここからは上記と一緒、106番バスに乗車。

☆私は平日の朝、アムステルダム中央駅から向かったので①エーデ・ヴァーヘニンゲン駅からのアクセスを選択。乗り継ぎの良さを重視しし、美術館までの所要時間は片道約2時間だった。

☆オランダ交通アプリ9292を活用し、事前にリサーチしたほうが安全。郊外のバスなので1時間に1,2本の運航のため、タイミングが悪いと30~40分のタイムロスになる。

オッテルローロトンデバス停 時刻表 2024年9月現在
オッテルローロトンデバス停 時刻表 2024年9月現在

アドバイス

☆クレラーミュラー美術館に入館するには、デ・ホーヘ・フェイルヴェ国立公園の入園チケットも必要なので、事前にネット購入しておくとよい。公園入口で一度バスを下車して購入する手間と時間が省ける。人数を多いと公園チケットを買っている間にバスは美術館に向けて発車し、自力で美術館へ向かわなければならない。(公園内を自由に乗車できる自転車はある。さすが、自転車大国。)

☆帰りのバスの時刻は必ず把握してから活動開始しよう。

☆オランダミュージアムカードが便利。観光客は購入から1年間有効、5か所の美術館に入場できる。私は到着後、一番最初に訪れたクレラーミュラー美術館の受付で購入した。(大人€75,子供€39 2024年9月現在)

☆オランダの美術館はオフシーズンでも事前予約が必要な所がほとんど。(ミュージアムカードを使用する時も時間の予約はできる。)

展覧会

糸杉 ゴッホ
糸杉 ゴッホ
4つの枯れたひまわり ゴッホ
4つの枯れたひまわり ゴッホ
バート・ファン・デル・レック作品
バート・ファン・デル・レック作品
透明感のあるヤン・トーロップ作品
透明感のあるヤン・トーロップ作品
糸杉 ポール・シニャック
糸杉 ポール・シニャック
シャユ踊り ジョルジュ・スーラ
シャユ踊り ジョルジュ・スーラ
形と色が美しいドナルド・ジャット作品
形と色が美しいドナルド・ジャット作品
イタリア彫刻の3M マリノ・マリーニ
イタリア彫刻の3M マリノ・マリーニ
外景が映り込んだロニ・ホーン作品
外景が映り込んだロニ・ホーン作品
ハンス・オプ・デ・ベーク作品
ハンス・オプ・デ・ベーク作品

十和田市美術館にも常設展示がある ハンス・オプ・デ・ベーク

屋外庭園のマルタ・パン彫刻
屋外庭園のマルタ・パン彫刻

屋外彫刻も充実している。 

リートフェルトパビリオン
リートフェルトパビリオン

リートフェルトが設計したパビリオンにはヘップワースの作品が収蔵されている。

ペップワースの立体彫刻
ペップワースの立体彫刻

感想

帰りは来た時のルートをそのままなぞってアムステルダム中央駅にたどり着いた。滞館時間3時間。作品の配置されている空間まるごと鑑賞し楽しめるのが、海外美術館の醍醐味だ。どうしても行きたかったクレラーミュラー美術館へ自力で行くことができて安堵し脱力。嬉しさと感動をかみしめた。2025年~2026年にわたって、クレラーミュラー美術館所蔵のゴッホ作品は日本に貸し出される予定なので、オランダで鑑賞したいと考えている方は要注意。ゴッホ作品目当てで渡蘭しても作品が見られないかもしれない。クレラーミュラー美術館でのアート鑑賞の魅力は計り知れない。

翌日は、オランダの至宝フェルメール作品に会いにデン・ハーグへ。

アートって、いいなぁ。今日も心豊かに。

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