
アート旅ブログのマチです。
オランダ・ベルギー旅行最終日。6泊8日があっと言う間に過ぎてしまった。
最終日はレンブラントの最高傑作「夜警」を鑑賞するために開館時間前に再び
ミュージアム広場へ向かった。
展覧会
アムステルダム国立美術館
滞在時間が70分と決まっていたので常設展だけを目指してスタンバイ。
レンブラント作品の展示室にまっしぐら。



日曜美術館の大画面編集で観てから本物を間近で鑑賞したいと思った。オランダ旅行を企画したきっかけに。
2019年から始まった修復、作品調査はまだ終わらずに続いているそうだ。
1640年頃活動していた火縄銃ギルドからのオーダーで集団肖像画をレンブラント手がけた作品だ。
中心の男性の服装についている装束の細部の描き込み、陰影のコントラスト、
左の少女の顔はレンブラントの奥さんに似ていることなど、見所がたくさんある。
ガラスカースに入っていたけど、修復の様子を見られたことも貴重だった。
まさに、光の魔術師。


「真珠の耳飾りの少女」につぐフェルメール作品。
注がれる牛乳や光が当たるパンに描かれる白い小さな点が光の粒となって輝いている。
フェルメールブルーのラピズラズリも美しい。


オランダ絵画の静物画は写実。光の反射が素晴らしい。

花の静物画には小さな生き物が描き込まれている。


粗めのタッチで緑青の絵の具をのせて花畑を表現している。

ゴッホの黄色にはパワーを感じる。

白、黒、赤のバランスや陰影が素晴らしい。


水面に映る風車の情景がとても良い。風車は排水、製粉、脱穀などに使われていた歴史がある。
実際にみたかったな。


時間制限のある鑑賞。後ろ髪をひかれながらオランダを発つ準備のためホテルへ。
アクセス
最寄りの停留所はトラム2,5,12番線の「Van Baerlestraat」または、トラム3,5番線の「Museumplein」。下車していずれも徒歩3分ほどで到着する。
近隣観光
☆コンセルトヘボウ


・参照 アート旅ブログの記事 ゴッホ美術館

・参照 アート旅ブログの記事 アムステルダム市立美術館~伝統と現代の融合~
近隣風景

モニュメント 極端なファシズムにNOと言い続けた彼女のために

早朝乗車したトラムからの景色。デザインの街。どこを撮っても絵になる。


スキポール空港にはお土産としてチューリップの球根も販売されている。
チューリップ畑も見てみたかった。

ルネッサンス期から現代のアートまで存分に堪能した
オランダ・ベルギーアート旅行だった。
一人旅に送り出してくれる家族に感謝して。。
次回はどこに行こうかな。
アートっていいなぁ。今日も心豊かに。