アート旅ブログのマチです。
松山智一展 FIRSTLASTに行ってきました。
今回はアートコレクターの友人からのお誘いで展覧会前日の内覧会へ。
アート関係者や芸能人が集う中、たくさんの作品を鑑賞させてもらった。


内覧会
松山智一さんの作品を知ったのはコロナ前の2019年だったと思う。カラフルでポップだけど
ディテールが細かく、丁寧な描写に魅了された。古代から近現代、西洋東洋のあらゆるところから
モチーフを拾い集め一つのキャンパスに描ききっている。

バックミラーに映る二人の姿。背景の朝顔も不思議となじんでいる。
有刺鉄線さえ素敵なモチーフになっている。


猫ちゃんやユリをくわえた羊の描写は超写実。柄と鮮やかな色彩がぶつからないのも素晴らしい。
松山さんに聞いたところ、「中間色がうまく調和をはかっている。」と、説明してくれた。
松山智一さんに会ってお話したのは今回で三回目。自然体で気さくに質問に答えてくれる方だ。


田中一村の「アダンの海辺」をオマージュしている。変形キャンパスも味がある。

ベルナール・ビュッフェの画中画。サインはMATSUと入っている。
細かいところを鑑賞する楽しみがある。

人物は中性的でいろいろな解釈ができる。

モダンな家具に囲まれた若者。尾形光琳の絵から引用したオレンジ色の蝶が特徴だと説明がある。
オランダの静物画からの引用も見られる。松山さんが「サンプリング」と呼ぶ手法だ。
細部を繰り返し見たくなる。

トートバッグの図柄にもなっている絵。


絵画以外の展示物も松山さんが配置する。



天地両方に立体物のある不思議な世界。

シンメトリーな画面に毛沢東とヨーゼフ・ボイスの肖像画。
アジア人のヨーゼフ・ボイスと黒人の毛沢東。人種が違えば歴史も変わることを暗示している。

草間彌生のかばちゃ、フリーダ・カーロの肖像画、キースヘリングなどオマージュしている。
バックの壁紙はウィリアム・モリスのデザインから。

松山智一さんの作品の中に度々登場する騎馬像。疾風の中駆け抜ける姿がカッコイイ。
横幅6mの変形キャンパスに描かれている。




NFTにも挑戦している。シマウマが飛びまくる世界。
ミュージアムショップ


松山智一さんがやおきんとコラボ。
なんと1本10万円!!50本完売している。

花咲くお煎餅。松山智一さんデザインの巾着もかわいい。
ショップで販売しているが、内覧会のお土産にいただいた。

ドリップコーヒー
和歌山の梅あめもお土産に手頃。
アクセス



近隣グルメ
現代アーティスト、桑田卓郎さんプロデュースのうどん屋さん。
桑田卓郎+く 「窯上げうどん」
桑田さんが作った器でうどんをいただくお店。
残念ながらランチの時間に間に合わず食べられなかった。次回行ってみよう。。



松山智一さんのレセプションパーティーには桑田卓郎さん、鬼頭健吾さんも来ていた。
アート業界に潜入することができた貴重な一日だった。
アートイベントに誘ってくれる友人やインビテーションをくれるギャラリースタッフさんに感謝。
いつもパワーをくれる松山智一さんの作品をこれからも追いかけよう。
アートっていいなぁ。今日も心豊かに。