
アート旅ブログのマチです。
所用があり桜木町へ向かったマチ。
まずはアート作品を楽しむ。
お馴染みの横浜美術館へ。
横浜美術館 コレクション展
企画展「いつもとなりにいるから」が気になっているけれど、この日は1時間というスキマ時間しかなかったので、コレクション展ギャラリー9のみ鑑賞した。
寸暇を惜しんでアートを楽しむ。
「そんな余裕を持つと毎日が豊かになるよ。」と、アート好きの友だちが教えてくれた。
今でもその言葉を思い出して、出かけるたびにアート系寄り道を実践している。
建築物
以前のマチブログにも掲載しているけれど、再度書かせていただく。
本当に素晴らしい建築だと思うから。
設計は日本のモダニスム建築の巨匠丹下健三。民間公共施設合わせて400近くの建築を手がけている。
国内で初めて設計した美術館がこの横浜美術館だ。1988年竣工。
シンメトリーに羽を広げたような姿がカッコイイ。ファサードは神殿の入口のようだ。

グランドギャラリー
「美術館を市民の交流の場にする。その中で目的をもたないスペースが大事。」という設計当初のコンセプトに立ち返り4年間の年月をかけて改修工事を行った。
エントランスホールに入ってすぐの「グランドギャラリー」には大階段が配され、立体彫刻などの作品が置かれている。
階段を上り下りすることで作品をいろいろな角度から眺めることができるのもとても良い。

天井の開閉式ルーパーを通して降り注ぐ自然光は時間、天候によって変化する。その様子を味わうことができる。
この日は天気がよく柔らかい冬の日差しが入り込み、作品とともに光を楽しむ。
丹下健三さんの狙い通り。
右上:土谷武「Portail ⅲ」
下:ルネ・マグリット「レカミエ夫人」
モチーフの奇抜さとともに、布の質感などをブロンズで表現しきっているところが凄い。

檜皮一彦「Walkingpractice/CODE OKAERI」
車いすユーザーのアーティストにとって段差や階段は、自由な移動を阻むやっかいな存在。
その問題を考えるために、街を歩いて集めた段差のデータにCGで花を咲かせた映像を制作した。
大階段にスロープを設置する試みも行った。
車いすの方がどんな目線で行動しているのか改めて考えさせられる。
檜皮さんの作品は万博でも展示されていた。こちらもご覧ください。大阪万博 Part1 フランス館

中村政人「トコヤマーク/ソウル」
韓国の実際の床屋マークを用いてつくられた作品。
東京、大阪、ソウルと各地の高い場所に設置し、国や受け手によって異なる意味をもつ不確実性を表現している。
日本では最近あまり見かけなくなった床屋さん、韓国で複数置かれていたら風俗店の営業を意味するそうだ。
アジアでも文化に寄って表すものは様々だ。昨年の韓国アート旅 楽しかったなぁ。
韓国アート旅 ミュージアムSAN Part1

上:ジョアン・ミロ「女の頭部」
彫刻は360度楽しめるから面白い。裏側を見るのが結構好きなマチ。
左下:オルテンバーグ「反転Q」
Qを逆さまにして遊び心満点。角度が変われば全く別物になる不思議。
右下:イサム・ノグチ「真夜中の太陽」
スウェーデン製の花崗岩が使われている。磨きのテクニックも見どころ。

コンスタンティン・ブランクーシ「空間の鳥」
横浜美術館で一番のお気に入り立体作品。
どこからどう見ても文句なくカッコイイ。影さえも美しい。
アート系友人から教えてもらった思い出深い作品。
パリのポンピドゥーセンターで観た「空間の鳥」も最高だった!


これらの作品も自由エリアに設置されているので鑑賞無料。
散歩のついでにふらっと立ち寄れる素敵な美術館だ。
ガラスとひかり ギャラリー9
リニューアル後、陽の光が差し込み外の景色が見える開放的な空間にコレクション作品を展示している。
自然の要素-雲、風、火、石、花などのテーマに制作された作品を鑑賞する。
左上:米原眞司「朱の連鎖 Ⅰ」
サッカーボールにペイントしたように見える。
左下:パウェル・フラヴァ「ほろびゆく花」
カラフルな部分から花がうまれてくるような感じがした。タイトルと違ったイメージ。
右上:アレシュ・ヴァシチェク「風景貫通」
内側の輪っかの透けている緑が美しい。
右下:藤田潤 花瓶 銘「焔」
静かに燃える焔、全体のフォルムがよい。

左上:生田丹代子「揺-21」
ガラスという固い素材で柔らかさを表現している。絶妙な曲線。
羽を広げた鳥のように。
型紙に合わせて板ガラスを切り一枚一枚張り合わせて作られた作品だ。
左下:リベンスキーとブリフトヴァ「アーチ雪」
真ん中の切り込んだ部分の抜けから光がとおる。直線と曲線の対比も見どころ。
右上:大村俊二「創生」
無垢の透明なガラス球を重ね合わせた作品。熱く溶けたやわかかいガラスを吹かずに塊のまま形にしている。
風景や光の当たり方で表情が大きく変化する。
右下:中尾祐子「SPHERE」
風船が膨らんで破裂したようなものを作りたい、という思いから作品が出来上がったそうだ。

カーティス・ブロック「石の器」
サイドの切り込みや内側の紫いろがアクセントになっている。

こちらも無料で見ることができるので、気軽に立ち寄ってみてほしい。
2026年6月28日まで。
基本情報

ミュージアムカフェ・ミュージアムショップ
左上:大階段の入口にある子どものための休憩スペース。
革でできた象さんがおしゃれ。
子どものうちから感性を養うのは大切。
左下:ミュージアムショップ 企画展のグッズやコレクションのはがきも充実している。
右:ミュージアムレストラン 「馬車道十番館」
お茶をしたり軽食をいただいたり、みなとみらいの景色を見ながら楽しめる。
雨の日の待ち合わせは美術館。その日はランチも美術館で一日過ごした思い出がある。

屋外
美術館外のコリドー。
ここにもテーブルと椅子があり、気軽に休める。
圧倒的な奥行き。

ランドマーク側から見た美術館。
立体作品は、ヴェナンツォ・クロチェッティ「平和の若い騎手」
馬も騎手ものんびりしていて、まさに平和。

アクセス
公共交通機関


天気の良い日の最高の散歩コース。みないみらい、とても好きな街だ。
アートっていいなぁ。今日も心豊かに。

