京橋アート・表参道・丸の内

山本靖久作品 国内アート
山本靖久作品

アート旅ブログのマチです。

散策するのにちょうどよい気温で久しぶりに都内へ。

四季彩舎ギャラリー

山本靖久個展 境界 Boundary

お葉書をいただいたので京橋の画廊へ。初めてお邪魔する「四季彩舎」
スタッフさんがとてもフレンドリーで作品について詳しく解説してくださった。

左上:今回新しくチャレンジしたシリーズ。原稿用紙を張り付けてタイトルのみ言葉で書き、内容については絵から想像するというもの。
一緒に展示されている立体の天使ちゃんがお話の世界に誘ってくれるようで素敵だ。
右上:今展のテーマである境界を円形の作品との間のすきまに表現しているそうだ。
ピンクの木蓮も美しい。

祭壇画のように見える作品。
印象的なモチーフは月。
両端の人は今にも消えそうな儚さを醸し出している。
先生のお話を聞いてみたかった。

作品にはカゼインテンペラ、アクリル、墨など水溶性の絵の具を使い、板、キャンパス、麻紙に描いている。
いつまででも観ていたい気持ちになる作品。

山本靖久作品
山本靖久作品

戸田建設 アートコンプレックス

京橋と言えば、お馴染みの戸田建設アートコンプレックスへ。

☆Koyama Tomio Gallery

今年卒寿を迎えた伊藤先生。
陶、油彩、木炭、インスタレーション、コラージュなどの素材、手法を駆使して作品を制作している。
絵画も立体作品も何とも言えぬ味わいをある作品たち。
埴輪のような陶の作品はユーモラスで顔をじーーっと見つめてみたくなる。

初めて出会う作家さん。伊藤慶二さん。
現代アート作家の桑田卓郎さんの先生(師匠)だとお聞きする。
自由な発想から桑田さんの作品も生まれたのだと想像する。

二次元ではなく、三次元の世界の広がりを感じる。
タブローも素朴でなんとも味がある。

先生の作品は今までギャラリーで扱われることがなかったそうだ。
今回、鑑賞できるのは貴重な機会だ。

Koyama Tomio Gallery 六本木では先生の器の展覧会が開催中。こちらにも行ってみたい。

☆Kousaku Kanechika Gallery

「Obsession」 舘鼻則孝
今まで知っていた舘鼻さんの作品とは全く違うので、最初は違う作家さんの作品かと思ってしまった。
スタッフさんに聞くところ、今までのレディーガガシューズや稲妻作品のイメージから変えたくて、模索した結果、油彩画やパステル画などの肉筆画にたどり着いたそうだ。

左上:「Mother and Child」パステル画
ブルー&ピンクの色合いと人物の表情が素敵だ。まさに、母子像。
子どもたちの表情がこちらに語りかけてくるようだ。
色彩も人物の心象を表している感じがする。

舘鼻さんと言えば、稲妻!
下にディスプレイされている花は須田ちゃんの作る木彫と違って金属でできていると、スタッフさん談。
新境地を開拓する試みに出会えた。作家さんの才能って素晴らしい。
11月29日まで。

☆Yutaka Kikutake Gallery

「Traces」 オーガスティン・パレデス 小林エリカ ミヤギフトシ
戦争、紛争、植民地支配の歴史、社会的・政治的抑圧によってうまれた隔たりに向き合う3人の作家作品の展示になっている。

☆Gallery & Bakery Tokyo 8分

カフェを利用しなくても作品だけ鑑賞することができるので、勇気を出して店員さんに声かけしてみよう。
「鈍化と回復」 仲衿香
長野県出身の作家さん。
現代に散在する記号を絵画に落とし込み、その再構築を通して記号が持つ意味を問うている。
厚塗りした絵の具から偶然うまれるズレも味わう。

新丸ビル ランチ

四川豆花飯荘(新丸ビル4階)

同級生に教えてもらった中華のお店。
何といっても、お茶を注ぐパフォーマンスの迫力がスゴイ!
八宝茶 紅なつめ、クコ、菊花、氷砂糖、ゆり根、龍眼、クルミの入ったジャスミン茶に長いノズルの急須でお湯を注いでくれる。
水滴が落ちないように、サッと湯切りする様が見せ所。
一緒にいた友だちも思わず「おぉ~。」と、声を上げていた。
マチはビジネスランチ(チャーハン、前菜3種、スープ、ザーサイ、チョコプリン)お茶をいただいた。
2750円也。

CAFE AALTO(新丸ビル6階)

AALTO関係のカフェを制覇。
京都のカフェはコロナ禍で閉店してしまった。
気軽に入れる素敵なカフェだったのに。。。
本場フィンランドにあるアカデミア書店2階のカフェは2019年に訪れている。
アアルトの魅力を知ったばかりの頃だった。

かなり意気込んでランチの前に順番を取りにいったのだけれど、すぐには入れてしまう状況だったので、ランチをしている最中に順番のチケットを取りにいった。
平日の早い時間だったらほぼ順番を取らずにはいれるようだった。

秋晴れの良い天気で窓外のクレーン車を見ながら、フィンランドでは売り切れだったシナモンロールとカフェオレをいただいた。
働く車も改めて見ると美しい。

アアルトデザインのペンダントライト 「GOLDEN BELL」
丸いフォルムと下の部分の切り込みが可愛い。

表参道SPIRAL系列のようで、ショップも洗練された品が並んでいた。

今度はお茶だけでなくランチもしてみたい。

表参道

ギャルリーためなが
銀座から骨董通りに移転してきたいうことで、アート関係の友人に連れてきてもらった。
1階フロアーで気になる作品に出会い、時間をかけて鑑賞する。

小津航「Nine Apples on the Ground」
さっと描いているように見えるけれど、丹念にデッサンしそれを基に計算して作品を仕上げていると、ギャラリストが説明してくださった。
影の向きや濃さが微妙に違う。リンゴが転がる動きが想像できる面白い作品だ。

古川民仁 「始まりの時」
リヒターを思わせるスクイーズ。

「秋麗」
水平線に月か星が瞬いているように見える。
具象を想像させる抽象画。

この後、階下の準備中エリアにも入れていただく。
企画展は「シャガール展」
VIPな方々は公開前に鑑賞し購入できる。今まで見たことがない素晴らしい作品の数々。
ホワイトキューブという洗練された空間に色彩豊かなシャガール作品が27点並ぶ圧巻の光景。
日本初公開の作品もあり、美術館の展覧会さながら 体験させていただいた。

新人作家の発掘に力をいれている素晴らしい画廊。

アートっていいなぁ。今日も心豊かに。

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