韓国アート旅 国立現代美術館

国立現代美術館 海外アート
国立現代美術館

アート旅ブログのマチです。


近年現代アートで盛り上がっているというアジアに目を向けて、一昨年はM+目的で香港へ。
今年はアート関係の友人のおすすめで韓国へアート旅を計画した。

旅の準備

日本から飛行時間2時間という近さ。時差もなく食も魅力的な韓国。2度目の訪問になる。
まずは、飛行機の予約から進める。
費用の面からLCCを選択したくてリサーチをする。成田からの朝便は国際線2時間前到着を考慮すると、間に合わず断念。(東京方面に住んでいる方が羨ましい)


羽田発 金浦空港着 大韓航空KE2106を選択した。JAL、ANAよりリーズナブルで到着してからソウルへのアクセスも良い。
空港って何回きてもワクワクする。やっぱり旅はやめられない。

たった2時間のフライトなのに安定飛行に入ると機内食が出る。
メニューは卵焼き、ひじき煮、ビピンパ(コチュジャン付き)ロールパン、デザートにイチゴのムース。
となりの韓国の方はコチュジャンを真っ赤になるほどかけておいしそうに食べていた。
機内食を食べながら韓国映画を半分観たら到着。本当にあっという間。

事前に大韓民国電子入国申告書を登録したので、入国審査もパスポート、指紋認証をして30分で通過できた。
紙での申請もできるけれど、オンラインで入国3日前から申告可能なので楽ちん。
最近問題になっているモバイルバッテリーも絶縁テープを貼りジップロックに入れて準備しておいたけれど、なんのチェックのなく拍子抜けしてしまった。
機内でUSBを差しスマホ充電して準備万端。

金浦空港からソウル方面へ

早速、行動開始。
ソウルを中心にアート活動する予定で、地下鉄利用のためにT-moneyを選択。
何回か渡韓している友だちからカードをお借りして空港線構内のコンビニでチャージした。
コンビニでのチャージは現金のみ。

金浦空港からホテルのある明洞まで片道約1700ウォン(約170円)と格安。
空港線と4号線を乗り継いで明洞へ。

T-money

韓国の地下鉄は駅にそれぞれの番号が振ってあるから乗り換えの駅を探すときなどにわかりやすい。
左上:駅名はハングル文字、英語、漢字、カタカナで表記してあるので困ることはなかった。
右上:芸術祭の準備中のようだった。大がかりな宣伝。

おやつがわりに食べたキンパ。韓国コンビニのキンパ、とても美味しい。

コンビニ キンパ

韓国 国立現代美術館

明洞のホテルにスーツケースを預けて、アート活動スタート。

明洞から4号線と3号線を乗り継いで安国(アングク)まで。
駅から徒歩15分ほどで目的地国立現代美術館(MMCA)に到着。景徳宮隣り。(韓国ドラマにはまっている人はこちらが優先。)

外観は歴史を感じさせるレンガ造り。
入館料はたったの5000ウォン(500円)さすが国立の美術館。
中はとても広々して作品が贅沢に展示されている印象。
コレクション展からスタートした。

地元韓国の作家さんの作品を鑑賞する。

抽象画 カラフルな花のように見える。有機的な形と柔らかい曲線、色合いがとても素敵だ。
思わず接写する。来館者は地元の方がほとんど?日本人は見かけなかった。

左上:叫んでる人に見える。
右上:LEE Ufan 「From Line」
右下:縦のロスコのよう。ダークな色彩がいいなぁ。

左下:抽象画 山と滝と岩が見える気がする。深い蒼がよい。
右:Kim Tschang-yeul 作品 water drops シリーズ
オレンジジュースのびんにビー玉が乗っているように見えるというつぶやきが聞こえる。
水滴の立体感が素晴らしい。つい触りたくなるほど。
企画展でもたくさんの作品を見ることになる。

展示のしかたも魅力的だ。組み立て体操をイメージしたマチ。


左上:水墨で群像を描く。
左下:もの派の作品。

左上:色彩や描き方が横尾さんを思い出させる。
右上下:シュールな作品はマグリットを彷彿させる。
くりぬかれた穴には時計の振り子のようなものが入れられている。彼方にBoat Peopleと書かれている。

右:よく見るとたくさんの人がガラスのテーブルを持ち上げている。遠くから見たらキノコに見えた。
現代アートって不思議だ。

右上:自転車の横に穴が。穴をのぞくと見える物は左下の写真。
右下:どこでもドア三面合体。

右上:鏡のインスタレーション。鏡が割れる音とともに三面の鏡に銃弾の跡が映し出される。

美術館の吹き抜け部分。大きなスクリーンに映像が映し出されて迫力満点。

☆企画展 Kim Tschang-yeul キム・チャンヨル回顧展

西欧現代美術の手法と韓国的情緒を融合させる作風でニューヨークで活動した作家。
1969年にはパリに拠点を移し独自の芸術をつきつめた。

左:美しい水滴と造詣言語のコラボレーション。水滴の立体感の描き方が秀逸。
右上:止め、はね、はらい 習字の技法の中に水滴が配されている。

左:水滴と文字の立体作品。
右下:消えた水滴。
地元韓国の作家さんの素晴らしい展覧会を見せてもらった。

ミュージアムカフェ

シックで落ち着いた雰囲気のカフェ。
時間があったら立ち寄りたかった。
ミュージアムショップでは企画展キムさんのはがきを購入。

景徳宮近隣ギャラリー

左上:韓国茶を飲ませてくれるお店。雰囲気抜群。
左下:ギャラリーの屋根には何やら気になるオブジェ。

☆Hakgojaeギャラリー
「アニョハセヨ」と、挨拶をして入っていくと、展示替えの最中だったにも関わらず「見ていっていいよ。」と声かけしてもらう。地元の方はみんな優しい。

キム・ウンジョン個展 <言葉、絵>
キム・ウンジョンは言語では発話できず、絵でも完全にとらえられない微妙な地点を追求している。

身近にありそうな風景の中でどんな気持ちでその時間を過ごすのか考えてみたくなる作品。
工藤麻紀子さんの作品と共通点がありそうな。。
空や草木の色がいいなぁ。

☆国際ギャラリー(クッジェギャラリー)

古民家をリノベーションしたのかとても素敵な佇まいのギャラリー。
別館では「ルイーズ・ブルジョワ展 Rocking Infinity 」が開催中だった。
過去20年の彫刻と紙の作品を展示。
タイトルは、母親が子どもを揺すって寝かせるイメージからきている。

素材として紙のコーヒーフィルターを使って作品を制作している。

縫い合わされた顔の表面、アシンメトリーな目や口元にもに痛々しさを感じてしまった。
閉館時間ギリギリだったけれど、鑑賞させてもらうことができた。
スタッフさん、ありがとう。

韓国グルメ

☆百年土種三渓亭
参鶏湯に挑戦しようと思いお友だち推薦のお店へ。
オーダーの仕方がわからず、スタッフさんに尋ねるとオリジナルがよいみたいな反応だったので注文してみる。周りをみると、暑くても鍋を囲み盛り上がっている地元の方々。
「ライスも欲しいです。」と、オーダーしようとすると、ジェスチャーで中に入っていると示してくれた。
食に関してはほぼリサーチなしなのでこういうことになる。
鉄なべでぐつぐつする参鶏湯が運ばれてきた。小ぶりの鳥一羽の中にもち米が入っていて、淡白な味のスープには高麗人参、なつめ、しょうがも煮込まれている。
小皿にのった大根や白菜のキムチをつまみながら、あつあつを食べていく。栄養満点な薬膳料理だ。
くさみもなくとても美味しかった。韓国の方がパワフルな理由がよくわかった。

左上:土種参鶏湯 19000ウォン也。

アート鑑賞と美味しい参鶏湯で大満足の韓国アート旅1日目だった。
困った時はいつも友だちが助けてくれる。改めて感謝。

アートっていいなぁ。今日も心豊かに。

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