アート旅ブログのマチです。
箱根で鑑賞したいものがあったので、今まで訪れたことがないガラスの森美術館へ足を向けてみた。
「ここはどこ?」海外旅行に来たような錯覚に陥った。

装飾のお花もガラス製品。
日本、イタリア、ヴェネチアの旗が掲げられている。

大涌谷を望む庭園は季節の花々とクリスタルガラスで彩られ、イタリア中世のお屋敷を訪れた気分に浸った。なんとも優雅。日本にいることを忘れてしまった。

展覧会
特別企画展「軌跡のきらめき」神秘の光彩、ガラスと貝細工
ガラスの森美術館はヴェネチアン・グラス専門の美術館で、ヴェネチアン・グラスに加えて螺鈿細工も展示している展覧会になる。
シャンデリアも年代物のガラス製。


モザイクの壁画やオブジェも美しい。

ドルフィン形脚赤色コンポート。
水色版も何とも言えず美しい色合いとフォルム。

窓の装飾も趣向をこらしている。
どこを切り取っても絵になる。作品が映えること。
枠に螺鈿を埋め込んだミラー。

ロビー広場では音楽のコンサートが開かれるようで、この日もモンゴルの馬頭琴の生演奏があると係の方が教えてくれた。
「スーホの白い馬」悲しい物語を思いだした。

階段の手すりのデザインも凝っている。

常設展示
「リヴィオ・セグーゾ」
幼い頃からヴェネチアングラスの技法を習得し20歳で吹きガラスのマエストロとなった作家さん。
円形や楕円をモチーフに作品を制作している。
木や大理石などの異素材との組みあわせも試みている。
庭園の緑に映える。



「デイル・チフーリ」
ワシントン大学でデザインを学ぶ折にガラスに出会う。ヴェネチアのムラーノ島での留学を経て世界中の作家と交流して研鑽を積む。
色彩豊かで躍動感のある造詣が特徴的だ。
富山市ガラス美術館にも素敵な作品が多数収蔵されている。
庭園の玉ねぎ型の作品もチフーリさん作。


食事は敷地内の「カフェテラッツァうかい」
ガラスの体験工房でガラスアート作りもできるようだ。
お土産の一つにしてもよいかもしれない。
とにかくすべてが美しく夢のような空間だ。今まで名前を目にしていただけで実態を知らなかった。
現地に赴くのはやはり大事だなぁとつくづく思った。
アクセス


近隣立ち寄り
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野口哲哉 鎧を着て見る夢
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ワークショップ 「石膏おにぎり」
ネットの森で体を動かすこともできるのでファミリーでお出かけするのもよいかも。
温泉や美味しい海産物に加えてアートも楽しめる箱根。
小旅行気分を味わう場所として選択肢のひとつに!
アートっていいなぁ。 今日も心豊かに。
