大阪・関西万博 Part2 海のパビリオン

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アート旅ブログのマチです。
大阪・関西万博 Part1 フランスパビリオンの引き続きを。

7日前予約が取れた「海のパビリオン」や万博アートも堪能した後半戦です。

海のパビリオン ブルーオーシャン ドーム

海洋資源の持続的活用と海洋生態系の保護をテーマにしているパビリオン。
海洋プラスチックごみによる汚染を2050年までにゼロにすることを目標にしている。
運営はZERI JAPAN(特定非営利活動法人ゼリ・ジャパン)

ドーム1 
知っているはずの水をまるで生まれて初めてみる物質のように新鮮に感じ直す、超撥水のインスタレーション。
ころころと転がって移動する水の粒の集合体がなんともかわいい。
流れ着いた後は循環して元に戻る。
水の動きをずっと見ていられる。瀬戸内の豊島美術館を思い出してしまった。
水がキラキラと光っている。照明を担当したのは照明家の岡安泉。
全体のデザインを担当したのは原研哉。

ガラスでできた「鹿おどし」。水琴窟のような綺麗な音をたてて、水が流れていく。

ドーム2
シアターでは半球形特大スクリーンに地球が映し出される。
地球が海洋ごみマイクロプラスチックの塊に変化していく。
みんなの意識や企業の努力で海洋プラごみゼロを目指したいと、思いに至る。

ドーム3
海を取り戻すための道筋を提示している。
このパビリオンの設計は復興支援などに飛び回る世界的建築家、坂茂が担当している。
ドームの骨組みには「竹」「カーボンファイバー」「紙管」が用いられている。
どれも自然に返る素材だ。
我が家にも下瀬美術館で購入した紙管のリースが飾られている。紙でできているけれど、かなり丈夫だ。(紙管とはサランラップの芯みたいなもの。)

紙管と木の組み合わせ。

界面活性剤の使用にも気を配って海の汚染を少しでも減らしていきたい。
改めて海を守ることについて考えさせられた。

その他のパビリオン

☆パナソニックパビリオン
テーマは「解き放て、こころとからだと じぶんとせかい」
これまでに気づかなかった自分自身の可能性にきづかされる体験ができるようだ。

建築設計は永山裕子。
「子どもはまだかたちが決まっていなくて、成長に合わせて変容していく存在である。という考えから、シャボン玉が寄り集まったような外観にした。」と語っている。スチールパイプをクネクネ曲げたリング状の立体モチーフを重ね合わせている。
蝶々のようにも見える。

☆住友館
植林体験を通じて、環境に関心を高めることがねらい。
建築は電通ライブと日建設計。ヒノキの合板を使用している。鋭い形の屋根。

☆ウーマンズパビリオン
ドバイ万博から引き続き出展されることになったパビリオン。
女性活躍推進をテーマにしている。
パナソニックパビリオンとともに設計は永山裕子。
ドバイ博からリユースしている「KUMIKOファサード」でやさしく包み、光と影を演出している。
内部が豊島美術館のような自然を感じられる空間のようで、入館したかったが叶わず。
今後の万博もなるべく資材をリユースするとよいと思う。まさにサステナビリティ。

☆アラブ首長国連邦パビリオン
「大地から天空へ」がテーマ。
五感で体験できる没入型の展示になっている。
UAEを象徴するナツメヤシの木から着想を得ている。伝統的な建築様式がみられる。

☆カナダパビリオン
テーマは「再生」。凍った川から水が流れ出す水路氷結をイメージしている。

☆カタールパビリオン
隈研吾事務所が手掛けるパビリオン。
ダウ船と呼ばれる伝統的な帆船と日本の指物の技術からインスピレーションを得ている。
ミルクプリンのようだ。
水際のの心地よい場所を提供している。水盤に映るリフレクションがよい。

☆オーストリアパビリオン
「未来を作曲」がテーマ。
”歓喜の歌”をあしらったらせん状の五線譜の構造がとてもユニーク。
解体と再利用が可能なつくりになっている。

ジュリアン・オピー「People 14」が近くに展示されている。
動く肖像画。オピー作品はシンプルなラインでとても素敵だ。

☆中国パビリオン
「自然とともに生きるコミュニティの構築」がテーマ。
古代の知識の運び手である「竹簡」か着想している。

☆シグナチャーパビリオン null×2ヌルヌル
落合陽一プロデュースのパビリオン。


「いのちについて考える」のがコンセプトだ。リアルとバーチャルを合わせた多様な体験ができるパビリオンになっている。
伸び縮みする鏡が特徴的。今万博一番人気のパビリオン。

☆万博ホール
「シャインハット」と呼ばれるホールは「いのち輝く未来社会のデザイン」を具象化している。
伊東豊雄設計。
巨大な円錐の上に黄金に輝く円形の屋根がのる特徴的なデザインだ。
内部は演目が上演されるときに、チケットがある人のみ入場可能となっている。

☆クラゲ館
小堀哲夫設計。
白い傘がやねになっている。「いのちを高める。」がテーマ。
手前のチンアナゴみたいなニョキニョキは揺れるものと揺れないものがある。

☆休憩所 1
若手建築家による休憩所1。
最近注目している大西麻貴+百田有希が設計している。
暖色系のスカートを広げたような形が印象的だ。生き物のような建築を計画したそうだ。
親しみやすく、やわらかく、可能性を広げる建築を目指す。モンゴルのゲルのようでもある。
日をよけながら、子どもたちが楽しそうに遊んでいた。
今年の熊本では、彼らの設計した震災復興施設「KIOKU」を訪れた。建築デザイン賞も受賞している力作だ。マチブログも参照ください。建築物を追いかけて~熊本

万博アート

☆ミャクミャク
関西方面では人気者のミャクミャク。
隣で休憩していた女の子がお母さんにミャクミャクぬいぐるみが売り切れていたと、嘆いていた。
たくさん作ればいいのにね。
見ているうちに親しみを感じるから不思議だ。
関東の子どもたちはどう思っているのだろうか。怖くて聞けない。

ジュン・T・ライ 「Bloom Paradise Flower of Hope」
カラフルな蓮の花のイメージ。

名和晃平 「Snow Deer」
神使として親しまれてきた白鹿。犬島の方向を見てるのかな。
紀尾井町にも同じ鹿ちゃんが設置されている。

ポケモンも登場。

ゆるキャラ集合。
ミャクミャクとセントくんしかわからない。

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まだ、終わらない万博探索。次回Part3へ。

アートっていいなぁ。今日も心豊かに。

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アートっていいなぁ。今日も心豊かに。

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