韓国アート旅 ミュージアムSAN Part1

ミュージアムSAN 海外アート
ミュージアムSAN

アート旅ブログのマチです。

韓国2日目。
今日はソウルから離れ郊外の美術館へ足を伸ばすことにした。
韓国のアートスポットを検索していて発見したのがミュージアムSAN。
安藤忠雄氏設計、アントニー・ゴームリーの作品があるという情報を見ていてもたってもいられなくなったマチ。
グーグルマップで所在地を調べるとソウルからかなり離れていてしかも山の中だと判明。
半分諦めの境地。何度か渡韓しているお友だちに相談すると詳しくリサーチしてくれて、タクシーを使えば2時間ちょっとで行かれる可能性が出てきた。
そんな時に助かるのが実際に訪問した方のブログ。今回も参考にさせてもらった。
このマチブログもアートファンの誰かのためになるといいなぁ。

ミュージアムSANへのアプローチ

☆韓国鉄道KTX

ソウルからミュージアムSANへの最寄り駅 万鐘駅(マンジョン駅)を目指す。
タクシーを利用するなら、距離が一番近く時間も節約になるので万鐘駅がいいと思う。
万鐘駅から片道15㎞ 22分 22000ウォン。
韓国KTXは日本でいう新幹線。1時間でソウル駅から万鐘駅まで運んでくれる。
日程がかたまったので、日本から予約をした。
KORAIL 公式サイト 全席指定席なので旅程が決まったら早めに予約したほうが良い。
ソウル駅~万鐘駅 片道 12800ウォン 新幹線と比較すると格安。

調べると西原州駅、原州駅からも行かれるけれど、オークバレーの無料シャトルバスや5000ウォンで乗車できる循環バスを利用する場合に取る選択のようだ。バスは本数が限られるので必ず事前のリサーチが必要だと思う。
ソウルの隣駅清涼里駅から高速バスを乗り継ぐ方法もある。

KTXソウル駅 7:59発 
車内で朝食をとるために駅構内の「パリ クロワッサン」でクロワッサン、デニッシュ、アンパン3個購入。準備万端。朝から食欲旺盛なマチ。構内にはコンビニなどもあって飲食には困らない。
改札がないので掲示板でプラットホームを確認してKTXに乗車する。

車内は新幹線と同様シートも座りやすく快適。
スマホは左上:写真のように本体ごと差し込むと赤いランプがついて充電できる。USBも不要で楽々。
パンを食べて一息つくと、あっという間に到着。

万鐘駅に到着。タクシーでミュージアムSANへ。
左上:冬季オリンピックの時のマスコットが可愛い。
左下:駅の壁面のアート ミレー晩鐘のオマージュ。

ミュージアムSAN

☆ミュージアムSANの基本情報

ミュージアムSANは日本が誇る建築家安藤忠雄氏のよる設計の美術館で、山の中に潜み自然と調和する建物が特徴的である。SANとは、Space Art Nature 3つの要素を表している。
小径に沿って、Welcome Center、Flower Garden、Water Garden、本館、Stone Garden、James Turrell館とつながっている。

いよいよ館内へ。
クレラーミュラーのように真っ赤な立体作品がお出迎えしてくれる。
広々して気持ちが良い。

朝晩少しずつ気温が落ちているので葉っぱも色づき始めている。

☆「Ground」 Tadao Ando & Antony Gormley コラボレーションプロジェクト。

Flower Gardenを歩いていると、早速右手に円形の建物が見えてきた。
入ってみると地下に続く階段があり、展望室が現れる。ガラスで仕切られた空間が見えてきた。
洞窟として作られた空間にゴームリー作品が7体、座ったり、寝転んだり、立ち尽くしたり様々なポーズで配されている。
このドームのような洞窟空間に感動して言葉がでない。さすが、安藤忠雄。

ドーム状の建物は半円にくりぬかれていて、原州の山々を借景に作品を眺めることができる。
天窓からの自然光の中でブロックでできた人たちと対峙する。
会話をしたり、同じポーズをとってみたり。
至福の30分。あっという間のスタッフさんからの声かけ。
この地に来られたことに改めて感謝する気持ちになる。

There is nothing here to make ,there is nothing here to be ,threre is only space to be.
ーAntony Gormley

後ろ髪をひかれながら、トンネルをぬけて退館。

☆彫刻エリア

お馴染み安藤忠雄氏の「青りんご」。
年齢に関係なく、今を大切に生きる!

☆Water Garden

石造りの壁に沿って歩いていくと突然目の前が開けて、水庭に浮かぶ赤い彫刻が現れた。
「Archway」Alexander Liberman
トマト味のペンネをつなぎ合わせたような迫力満点のオブジェに圧倒される。
アーチをくぐるとミュージアム本館へ。 

スケールの大きいこと!

本館は韓国の伝統的な建物をオマージュして建てられているようだ。

左上:ジャコメッティの彫刻 本館内
左中:ストーンガーデン
左下:ジョージ・シーガル 石膏をしみこませた包帯を体に巻き付けて型を取る手法で制作している。
右:ストーンガーデン内の大型彫刻

☆ジェームズ・タレル インスタレーション

ジェームズ・タレル 瞑想のホール ゴームリー「Ground」は時間予約が必要なので、チケット購入時にスタッフさんが予定を組んでくれる。一つひとつをじっくり味わうことができる。

タレルインスタレーションは「Skyspace」 「Horizon Room」「Wedgework」 「Ganzfeld」の4つのエリアから成り立っている。

「Skyspace」は楕円形の天窓から肉眼で空を眺め静かな瞑想の境地を体験できる。
タレル作品は自分に向き合う時間をいつも与えくれる。
天候の悪い時には光のインスタレーションが繰り広げられる。
楕円の天窓は出入口に近づくと正円に変化する。そんな仕掛けもタレルならでは。右上下写真

「Horizon Room」は「Skyspace」の一部に設置されている。黒い階段を上り正方形のフレームを超えて外にアクセスできる。原州の山々を一望する景色がとても良い。
2次元が3次元に変わる瞬間を楽しむ。左上下写真

「Wedgework」は青と赤の光の組み合わせでスクリーンに空間を作り出している。照明の錯覚を巧みに利用するタレル作品。

「Ganzfeld」はドイツ語で「完全なフィールド」を意味する。部屋全体が光に満たせれ神秘的な空間を堪能することができる。「Wedgework」とともに撮影はできない。
貴重な経験はこの場でないと味わえないとつくづく思った。

☆瞑想のホール

安藤忠雄氏設計の石造りのホールで瞑想の体験をするプログラム。
リーダーからミント系の香油をもらい体につけてから、ヨガの最後のポーズ シャバーサナで寝転がる。お輪がなる中リーダーのハングル語を聞いてリラックスモードに入ると、お隣の紳士はすやすやと寝息をたてている。無の境地。
日常を離れて最高の体験ができるミュージアムSAN。

ここまでで既に3時間が経っている。あっという間だ。

左上:ヘンリー・ムーア 彫刻 本館内
左下右:世界の有名作家の椅子たち

盛りだくさんの作品と体験。
アクセスが良くないにも関わらず、たくさんの鑑賞者が訪れる理由がよくわかる。
素晴らしい美術館!

ミュージアムSAN Part1 はここまで。
続きは韓国アート旅 ミュージアムSAN Part2へ。

アートっていいなぁ。今日も心豊かに。

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