アート旅ブログのマチです。
リウム美術館、コレクション展はまだまだ続く。
韓国アート旅 リウム美術館 Part1 もご覧ください。
コレクション展
左上:リクリット・ティラワニ 「無題」 なぜタイトルをつけないのか?
94個の半クロームミラー電球とミラーホルダーからできている。
頭上に輝くシンボルのよう。
ブエノアイレス出身、タイの現代アート作家。
インスタレーションは料理、読書、音楽など日常をテーマにしたものがある。
2024年岡山 森の芸術祭にも出品している。
右上:Lee U-fan 「From Line」国立現代美術館でもみかけた作品。

ジェニー・ホルツァー 青い照明でライトアップされた一区画に作品が置かれている。
自身の短文を広告用の電光掲示板に流す作品。
途中でライティングが緑~赤~青へと変化する。美しさに茫然とする。
バリエーションが豊か。

小さな立体作品もある。
3階はワークショップが行われるエリア。
若者は思い思いのスタイルで楽しんでいた。

2階は地元韓国の作家さんの作品展示。
左上:Yang Haegue 「Seoul Guts Allotment Garden」生活用品を使って作品を作っている。
左下:ジョン・ソヨン「いま、まさにその時」
不安定な足場に事務用机を置いている。
左下:イム・ミヌク「ブラックホール」
右中:アリジジェロ・ボエ「地図」国旗で領土を飾る作品。日本は赤と白に彩色されている。
右下:レイチェル・ホワイトリード「灰色のベッド」むき出しになったベッドの中身。

左:MeeNa Park & Sasa[44] 「HAHAHA 」
スマイルちゃんが壁一面に描かれている。スティックの顔みたいだ
右:フランソワ・モルレ五枚のキャンパスを並べて対角線を結んだ作品。

リウム美術館は古美術の収集でも有名だ。
M1は美しい白磁が並ぶエリア。展示空間も素敵。

展示が終わるといきなり現れるアートスポット。
常設 スイスの建築家 マリオ・ポッタ設計 虹色に輝く螺旋階段。

階段の途中にはめられたアクリル板に光が当たり、プリズムが現れる。

白い壁にもプリズムが映し出される。

この螺旋階段そのものがアート作品のよう。

オラファー・エリアソン「重力の階段」

M1から中央ホールに戻る階段には、オラファー・エリアソンのインスタレーション作品がある。
虹色の螺旋階段で感動のあまり言葉を失っていたマチ。更にエリアソンの黄色インスタレーションにノックアウト。
光と鏡のループを使って太陽系を表現している。半円と四分の一円のLEDチューブを使用して鏡に投影されたものが錯覚で完全な円をレタリングしている。
階段を歩くことで円形の見え方が変化する。

企画展 Lee Bul
いつも常設展が行われているM1で今回は企画展が開催されていた。
Lee Bul展 今年初めの”美術手帖”で「今年見るべき展覧会」に入っていたので、韓国に行くなら秋だと決めていた。
予備知識ゼロで展覧会に臨んだ。

イ・ブルは韓国現代アートで最も影響力のある作家の一人で、社会政治的背景に対応した実験作品を制作している。
左上:ツェッペリン号

鉄、電飾などのマテリアルを用いて、未来都市を作っている。
シルバーの遊園地みたいだ。
このエリアは遠目からの撮影のみとなっていた。
韓国語で説明されてもなんとなくわかるものだ。

身体と社会、人間と技術、自然と文明がかたちづくる関係に目を向けている。

右:電飾で飾られた鏡の迷路、映し出されるのは自分。
なかなか出口に辿り着かないので気持ちがあせってくる。

左:「ブラックボックス」 音と映像のインスタレーション。
右:「アフター ブルーノ・タウト」
イ・ブルはタウトのガラスを多用する建築や星の建築に触発されて作品を制作している。
思い描く理想の社会や幻想風景と重ねているとも言われているようだ。
美しい。オペラ座の怪人のシャンデリア!と、思ってしまった。
素材としてアルミニウム、ステンレス、クリスタル、ガラス、アクリルビーズなどが使われている。



イ・ブルは大地の芸術祭にも出品している。今後日本でも鑑賞する機会があるかもしれない。
楽しみに待とう。
☆リウム美術館の建築
Museum1(古美術)はスイスのマリオ・ポッタ
Museum2(現代アート)はフランスのジャン・ヌーヴェル
サムスン児童教育文化センターはオランダのレム・コールハースが担っている。
名品の数々に感動疲れするほど。現代アートを堪能したリウム美術館だった。
サムスンさん、ありがとう。チケットを入手してくれたお友だちの職場の方、ありがとう。
図書館&休憩エリア
おしゃれなデザインの図書コーナー
お腹が空いて次の行動がとれないので、カフェで黒ゴマクリームクロワッサンとコーヒーを調達して、ランチに。

左:黒ゴマクリームクロワッサン
右上:トイレのサイネージ
右下:カフェ「Camel」黒で統一されていて、カッコイイ。
名残惜しいけどお腹も満たされたので、最終訪問地へ。

Paceギャラリー ソウル店
麻布台ヒルズにある PaceギャラリーのVice President 服部さんからオススメしていただいたソウル店。
ジェームズ・タレル個展 「The Return」
少しハードルが高いのはインビテーションがないと入れないところ。
服部さんの名刺を差し出すと、おぉ~素晴らしいと言わんばかりに入場チケットを渡してくれた。
インスタレーションの時間が決まっていて、13:30からの入場になる。
タレルの世界へ。
着席して待つこと5分10分。どんなインスタレーションが始まるのか固唾を飲んで待つ。
なかなか始まらない。
スタッフさんの確認しようかと、と思った時に矢先にスタートした。
光そのものを物質として感じさせる美しい空間を楽しんだ。
色のグラデーション、組み合わせが絶妙でいつも感動してしまう。
タレルの作品はミュージアムSANでも体験できる。
よかったら 韓国アート旅 ミュージアムSAN Part1 見てくださいね。

Paceギャラリー カフェ「OSULLOC」
カフェ内にもタレル作品が展示されていて洗練された空間でお茶することができる。
一流のギャラリーはやることが違う。
上:Lee U-fan 「関係項」 もの派の彫刻作品

ここまででちょうど金浦空港へ向かう時間がきてしまった。
あっという間の韓国アート旅。
名残惜しい。
また、アートを訪ねて来よう。
KE2105便で羽田へ。

追記 渡韓で役立つアプリ
☆NAVER
グーグルマップだとカタカナ表記がない部分もあるけれど、このアプリは検索結果が日本語で記載されているので便利。
滞在中はほぼNAVERを使っていた。

☆カカオ タクシー アプリ
一番メジャーな配車アプリだそう。今回は使うことがなかったけれど、一応ダウンロードしておいた。

☆翻訳アプリ 「パパゴ」
友だちに教えてもらって海外ではこのアプリ一択。韓国語ができないのでとっても助かった。

便利なツールがあるので、スマホとクレジットカードがあればどこへでも行かれる。
次はどこへ行こうか。
アートっていいなぁ。今日も心豊かに。
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