アート旅ブログのマチです。
京都へ行くとなれば、行きたいところリストの上位に入っている美術館を訪ねたくなる。
友だちから絶筆作品が展示されていることを聞きつけ橋本関雪記念館に行ってみることにしました。
近くには銀閣寺があるので、美術館開館前に立ち寄りました。
今回は、銀閣寺と白沙村荘橋本関雪記念館について、その様子と基本情報などをお伝えします。
最後までお付き合いください。
銀閣寺
中学の修学旅行、大学の卒業旅行以来の哲学の道。
当時どんな思いで歩いていたのか全く覚えていない。
ただ、電車に乗らず、やたらと街中を歩いたことだけは記憶しています。

南禅寺から銀閣寺までの1.5~2キロにわたる琵琶湖疎水沿いの遊歩道。
なんとも風情がある。


銀閣寺とは
室町幕府8代将軍・足利義政が15世紀後半に築いた質素で幽玄な建物と庭園です。
石畳のアプローチをしばらく歩くと門が見えてきます。
朝一番人は少なめ。

両側に高くそびえる垣根で先が見通せない。
この光景は覚えていました。

チケット売り場をぬけると、いきなり銀沙灘が見えてきます。
白川砂を波状に盛り上げた銀閣寺特有の砂紋庭園の美しさがこの後も続きます。

シルバーに輝くのではなく、いぶし銀の風格を漂わせる銀閣寺。
こんなに迫力満点でかっこよかったとは、若い時は何を見ていたのだろう。

向月台
砂紋庭園と円錐形の向月台は、江戸時代に作られ月の光を反射させて本堂や銀閣を照らす間接照明の役割を果たしているようです。
こんな風流な環境で満月を愛でたいなぁ。

お天気が良く池の水が反射して、ゆらぎが起こっていました。
日本のわび・さび!


砂紋庭園

砂紋庭園の直線と曲線の美しさが見ごと。

額縁からみる景色も絵になります。


5月6日まで特別公開も行われています。
おひとり様 2000円


錦鏡池を中心とした池泉回遊式庭園。
東山文化のわび・さびの結晶が存分に楽しめます。
外国人も興味深く鑑賞していると、思いきや銀閣の前でけんかを始める外国人カップルが目に入ってしまった。
せっかくの日本への旅行良い思い出をもちかえってほしいな。
その後大丈夫だっただろうか?

アクセス
バス利用
京都市バス「銀閣寺道」下車すぐ
5,7,32,102,203,204系統
☆京都駅から
烏丸線 今出川駅→ 京都市バス204系統 のルートで移動しました。
(中心部をバスで通らなかったので渋滞を回避できました。)
バス地下鉄一日乗車券 1100円が便利でした。
基本情報
住所:京都市左京区銀閣寺寺町2
電話:075-771-5725
拝観時間:8:30~17:00 年中無休
拝観料:高校生以上 1000円 小・中学生 500円 障がい者減免 100円
近隣の建築 同志社大学
同志社大学(今出川駅 近く)
設計はウィリアム・ヴォーリズやダニエル・クロスビー。
レンガ造りの洋風建築が青空に映えます。


銀閣寺界隈のお店

看板もおしゃれなカフェ。朝早くからお客さんが入ってします。

和風建築を改装したカフェ。


白沙村荘橋本関雪記念館
建築として
1914年から30年から30年間にわたって橋本関雪自らの美意識に基づいて造営・拡張が繰り返された
10000平方mの広大な邸宅と庭園です。

風情のある北門。
今まで気づかずに前を通り過ぎていたのか。


庭園
入館受付。

どこを見ても絵になる。

白沙村荘 瑞米山

こけも美しい。

矯々門 矯々径と名付けられた径にあるからそう呼ばれています。
茅葺の門

四阿如舫亭
屋根の形がかわいい。

開放感のある茶室


草屋根。自然にできたようだ。


「松竹梅」のお酒のCM撮影がされた場所です。
平たく丸い石に座った宇野重吉と石原裕次郎を想像する。


企画展 絶筆物語
いよいよ美術館へ。

しつらえも素敵です。


橋本関雪 の超絶技巧。
橋本関雪は1883年、兵庫に生まれ、若年期、青年期には神戸と東京で画家活動を行い、その後銀閣寺近くに居を構えました。
「玄猿」「木蘭」「唐犬図」などが代表作です。
若い時から才能あふれ技術を高めていった橋本関雪ですが、「祖父からてもほどきを受けたのです。」と、館長さんからお聞きしました。

「百日紅孔雀」
意欲的で豪華な作品
琳派の表現。
金に目の覚めるような青が映えます。



「雪月花画賛」
自作の詩を書き入れています。
共通のテーマは「静けさ」

「緋桃白鵞」
桃の咲くころに山の雪が溶けて川となって流れる
春の訪れを知る
記念すべき第一号所蔵作品

「東海春暁」富士山と桜を描いています。
橋本関雪がこの世を去る直前に描いたとされる最後の作。
左:1944年「東海春暁」
右:1945年「東海春暁」


「松渓清韻」1918年


展示は様々なしかけがあって読み解きながら鑑賞してほしいと、作務衣姿の館長さんからの話がありました。
こだわりの展示の答えはインスタにも掲載されているそうです。
こんなに広大な土地に屋敷を構えることができたのは代々資産があったからですかと、いう質問に、
橋本関雪自身が画家として認められ資産を築いたから成しえたと語ってくれました。
当時、政治家は地位を落とし、新聞に取り上げられるのは技術をもった画家だったそうです。
大正バブルにのった橋本関雪は財を成し豪邸を建てることができました。とても興味深いお話で印象に残っています。
アクセス
京都駅から
京都市バス100で「銀閣寺寺前」下車 5,17系統で「銀閣寺道」下車
基本情報
住所:京都市左京区浄土寺石橋町37
電話:075-751-0446
開館時間:10:00~17:00
入館料:一般 1300円 学生 500円 (庭園と美術館込み)
アートっていいなぁ。今日も心豊かに。
まとめ
天橋立と京都旅行の日程(3月中旬)
1日目
新幹線のぞみで京都
大徳寺 瑞峰院(作庭 重森三玲)
カフェアンデパンダン1928ビル ランチ(武田五一)
鳩居堂京都本店(内藤廣)
中信美術館(西野康造個展)
明倫カフェ
京都大丸(アートパレード)
アートホテルBnA Alter Museum
2日目
特急はしだて
天橋立
元伊勢籠神社
眞名井神社
天橋立温泉
高速バス
3日目
銀閣寺
白沙村荘橋本関雪記念館(絶筆物語)
京都府立堂本印象美術館(モダンなときめき)
千總ギャラリー(本と着物のあいだ)
新幹線のぞみで帰宅
神社仏閣から現代アートまで幅広く楽しめる京都は奥が深い!
アートっていいなぁ。今日も心豊かに。
