アート旅ブログのマチです。
念願かなってVILLA COUCOUを訪問した。
VILLA COUCOU 代々木上原駅から徒歩7分の閑静な住宅街に建てられている。
邸宅前には建築ファンが見学ツアーの開始を待っていた。
この日は生憎の冷たい雨。今春最後の寒の戻りだという。
このブログではVILLA COUCOUの魅力と予約の取り方、アクセスについてお伝えしようと思う。

正面ファサードの彫刻レリーフや窓の目隠しもユニークで内部見学への期待が高まる。
レリーフを彫刻したのは坂上政克。有機的な模様が周りの木々ともマッチしている。


VILLA COUCOU
近藤邸内部
世界三大建築家の一人、ル・コルビュジェに師事した日本人建築家には前川國男、坂倉準三、吉阪隆正の3人がいる。
VILLA COUCOUは吉阪隆正がアルピニスト仲間の友人(近藤氏)の私邸として設計し、1957年に建てられた。
2021年にオーナーが変わり、内装外装をリニューアルし昨年から一般公開が始まった。
COUCOUにちなみ?毎月9,19,29日 1回定員10人、45分の見学。
スタッフさんに促されて、いよいよ近藤邸内部へ。
コルビュジェ設計のロンシャン礼拝堂のステンドグラスに影響されたといわれるカラフルガラスに惹きつけられる。
これが観たかった!
なんとも可愛い。大きさと言いカラーと言い素敵だ。

小さな明り取りの窓ガラスもカラフルでとてもおしゃれ。

住みやすさを重視して改装されていたところを吉阪隆正設計当初の状態に限りなく戻す試みがされている。
天井のライティングも間接照明になっていて優しい光を放っている。

作り付けの棚はモンドリアンの発想からデザインされている。60年経っているとは思えない素敵なデザイン。

窓もアートだ。ひび割れの補強さえもよい。なくべる当初のままに再現されている。
素材の違うガラスを使っていて窓もアート作品に見えてくる。

2階の窓からの景色。1階のひさしの上に石を敷き詰めている。

書棚にはアートや建築関係の本が並べられている。

書斎机から見える景色も緑があって落ち着く。目隠しもいい感じだ。

トリコロールの配色はル・コルビュジェの影響か?素敵なアクセントになっている。

家具はほとんど作り付けでコンパクトに収納できる。機能的に住まえる工夫がしてある。
額縁にはめられた窓のようで可愛い。ソファなどの家具もおしゃれ。

VILLA COUCOUの現在のオーナーは女優の鈴木京香さん。取り壊しが予定されていたところを私財を投じて買い取リニューアル一般公開してくれた。
古いものを壊しすぐにスクラップ&ビルドする日本では貴重な行動だ。本当にありがたい。
建築を学んでいる若者にも是非観てもらいたいと思う。

部屋のあちこちにさりげなく置いてある版画やオブジェは全て京香さんの私物だそうで、現代アートにも造詣が深いことがよくわかる。

鈴木京香さんの事務所スタッフさんは最高のホスピタリティで建築について解説してくれる。

内装のリニューアルは新素材研究所が担当、「空々てい」と名づけ揮ごうしたのは杉本博司。
ここでもタッグを組んでいる。

庭園を任されたのは美術家の杉本博司。いかんなく力が発揮されている。

庭に建つのはアルピニス塔。竹ぼうきの垣根は杉本博司の得意技。
雨に濡れた庭石は黒々と艶やかに。椿の花を引き立てている。


「あと5分です。」の声掛けまであっと言う間の見学。
美しいものを残して活用することの貴重さを実感した1日だった。
予約
見学は予約ですぐに埋まってしまうので、計画的にとることがおすすめ。
インスタグラム villa coucou_tokyo で検索すると公開日程が掲載されている。
予約は【peatix イベントページ】より。イベント検索などで調べて予約する。
2025年は1,2月は休館で3月から予約が再開された。
今年も3月から公開されるとインスタグラムに記載があったので、見学希望月の少し前からチェックした方が良いかもしれない。
アクセス
住所 渋谷区西原3丁目44-9
☆小田急線 代々木上原駅から徒歩約7分

☆京王新線 幡ヶ谷駅から徒歩約11分

☆駐車場はないので近隣のパーキングをりようしてください。
近隣ランチ
☆デュボワ
代々木上原駅から徒歩10分の小さなレストラン。
席数も限られているから、予約するのがおすすめ。


店内もおしゃれで落ち着く。

ランチメニューのハンバーググラタン。付け合わせのおいしい野菜もたっぷりと。

まとめ
鈴木京香さんが救ってくれた貴重な建築をじっくり味わうことができた。
鈴木京香さんのファンの方、建築家を目指す方、住宅や室内インテリアに興味のある方、美しいものを追い求めている方などにおすすめの見学物件。
管理してくださっているオーナーの鈴木京香さんへの応援にもなると思うので、是非訪ねてみてほしい。
古きよきものを大切にする気持ちって尊い!
雨でもなんのその。美しいものがあれば、どこにでも飛んでいく。
そんな気持ちでアート活動を続けよう。
アートっていいなぁ。今日も心豊かに。


