アート旅ブログのマチです。
サブスクで購読している『美術手帖』から招待状をいただき展覧会に行ってきました。
東京オペラシティ 展覧会
東京オペラシティ
京王線「初台」駅直結の東京オペラシティ。
いつ見ても建築としても素晴らしさを感じる。

アントニー・ゴームリー
二体が向かい合っている。

企画展 拡大するシュルレアリスム

大人気で混雑しているオペラシティアートギャラリー展示室。
キャプションも興味深い。

マルセル・デュシャン「帽子掛け」
シルエットも面白い。


マルセル・デュシャン「折れた腕の前に」シャベル 「瓶乾燥器」「罠」コート掛け
フランス生まれのデュシャンは、20世紀美術に多くの対話と論議をもたらし、現代美術の端緒となった作家として知られています
「折れた腕の前に」はデュシャン自身により初めて「レディメイド」(既製品を用いた芸術作品)と命名されました。
展覧会キャプションより



フランシス・ピカビア「黄あげは」
パリ生まれの作家で、印象派の時代、機械の時代、怪物の時代、透明の時代、具象の時代、抽象の時代、などといわれるように作風を多様に変化させたことで知られています。
デュシャンによって「芸術体験の万華鏡的連続」と評されました。
今作は本物のアゲハチョウの標本も配置されています。

ジョセフ・コーネル「無題(月の表面)」

ジョルジオ・デ・キリコ「擬音響的な静物Ⅰ」
ルネ・マグリットはキリコの作品に触発されたそうだ。

サルバドール・ダリ「幽霊と幻影」
ダブルミーニングを考えながら鑑賞する。

マックス・エルンスト「偶像」
エルンストはコラージュ、フロッタージュの技法を考案し、デカルコマニーも取り入れて、シュルレアリスムにおける絵画表現を進めました。
頭部は壊れた木片と化して宙に浮き、腕の先は廃材に溶け込んでいます。
男性はただ山高帽のシルエットと杖だけで暗示されているのか。

ルネ・マグリット「王様の美術館」
横浜美術館所蔵の今作は何度みても見飽きない。素晴らしい作品。

ルネ・マグリット「レディ・メイドの花束」
中之島美術館の至宝。日本にあることが誇らしいです。
山高帽の紳士の後ろ姿がいい。

ジョアン・ミロ「あらゆる試練に耐えて」
色彩とデザインの融合。

マルセル・デュシャン「トランクの中の箱」

ルネ・マグリット、アラン・ジュフロワ著「対遮地の黎明」エッチング、鈴、プレキシグラス

広告ー「機能」する構成
ポスターにもシュールの要素が。

ダリ「パリ、フランス国有鉄道」

シュールなデザインのテキスタイルも美しい。

サルバドール・ダリ「ダリの太陽」
表面のざらざらした質感がお気に入り。

ろうそくの形の香水瓶が可愛い。

スタジオ65 ソファ「ポッカ」
今作はダリのリップ・ソファへのオマージュ作品として制作されたものです。
ポッカはイタリア語で唇を意味し、マリリン・モンローの唇をモデルにしています。
1960年頃にはポストモダンのデザインへと引き継がれていきました。

マックス・エルンスト「偉大なる無知の人」
衝立としてインテリアに使いようだ。

ジャン・アルプ「植物のトルソ」
色とデザインがいい。

美術館という空間にある椅子が好きです。


コレクション展 幻想の景色と不思議ないきものたち
充実の寺田コレクションより
川口起美雄「ドッペルゲンガー」
今年1月に神奈川県立近代美術館での展覧会を見てからファンになった川口さん。
独特のシュールな世界がたまらない。
新年の鎌倉でアート 川口起美雄展もご覧ください。

川口起美雄「月が少し浮力を与えるⅡ;記憶」
夜空に月、美しい。

川口起美雄「柔らかな隕石」
よく登場するモチーフ、櫂が描かれています。

手前の作品
白菜の山車

河原朝生「室内Ⅰ:夏の終わり」
とても静かで時がとまったような雰囲気を感じます。
二人は会話をせずにただただ景色を見つめている。

野又穣「永遠の風景17」
野又さんは藝大のデザイン学科を卒業後、アートディレクター、デザイナーとして働くかたわら、絵を描き始める経歴の作家さんです。
建物、雲の描き方がとてもいいなぁ。

落田洋子「まずよく知ることが大切」
何を知るのか?
裸の人たちが集まってこれから何が始まるのか?
細かい部分も気になる作品。

富田菜摘「バラ2」
廃材など色々な素材でつくられた作品。
ユーモラス。

山本麻友香「white antler」
表情が見えない分、彼の心情を想像してしまう。

山本麻友香「flower Field」
お花畑にいるのに悲し気に見える。

関島領一「金魚」
ハイヒールをはいた足に注目。

大上巧真 作品
自身の個人的な身体感覚に根ざした制作を行う作家さん。
色遣いと色の滲み具合がよいなぁ。


オペラシティ内部のシンプルで落ち着く空間。


基本情報
期間:2026年4月16日~6月24日
開館時間:11:00~19:00
休館日:月曜日
入場料:一般1800円 大学生高校生1100円 中学生以下無料
アクセス
☆電車
京王新線「初台駅」直結徒歩2分。
☆京王バス
渋64 渋63 渋66 「オペラシティ」下車
宿45 宿41 「幡ヶ谷不動尊」下車
まとめ
日本で鑑賞できる代表的なシュール作品を一気に見られる貴重な展覧会でした。
オペラシティアートギャラリーのコレクション作品は充実していると感心して楽しませてもらいました。
アートっていいなぁ。今日も心豊かに。

