アート旅ブログのマチです。
水戸建築・アートの旅で出会った飯川雄大さんの個展が行われるので、現代アートの聖地天王洲の行ってきました。
飯川雄大さんの個展について、お伝えします。
飯川雄大個展
天王洲の街、見上げると浅井裕介氏によるビルのウォールアート。

KOTARO NUKAGA Three
「デコレータークラブ 重いバッグの中身」
飯川雄大さんは兵庫出身・神戸在住の現代アート作家です。
映像、写真、立体、インスタレーションなどの手法で、人の認識の不確かさやコミュニケーションの不完全さをテーマに作品を制作しています。
デコレータークラブとは、実存する自身の周囲にモノをまとい擬態するカニに由来します。
見たことがありそうで見たことがない不思議な生き物。
テラダ アートコンプレックス Ⅰ

ネガティブな さいとうさん
自分のところにだけ雨が降ってしまう。

コバヤシさんシリーズ
真ん中の作品ではコバヤシさんは木に隠れているつもりが体を出てしまっている。
コバヤシさんは自分の頭の上にボールが乗っていることに気づかないユーモラスなキャラクター。



コバヤシさんは完全には姿を見せてくれません。
なぜか?
どうして隠れているの?と、問いかけたくなるのです。

ピンクのねこ コバヤシさん 後ろ姿もかわいい。


巨大なコバヤシさんは街中や美術館に突如現れ、周囲の風景を隠したり、建物の後ろにひそんだりして鑑賞者を驚かせることがあります。
2015年の「並木クリニック」の建物の陰から大きな体を表したことが街で話題になりました。

森の中に巨大な存在をひそませたのは「霧島アートの森」だったようで、実際に鑑賞してみたかったです。

KOTARO NUKAGA TERRADA Art Complex Ⅱ
「デコレータークラブ 重いバッグの中身」
はて
このキャリーバッグの中に何がはいっているのか?
わからないけれど、わからないから?手にして引っ張ってみたくなる。
引っ張ってみました。
ほんとに重いのです。想像し体験する楽しさ。
たぶん、砂袋が入っている?そんな重さでした。
感じ方は人それぞれ。
この重い荷物は希望すれば、次の展示会場まで運ぶことができるそうです。(自宅に持って帰ることも可)
体験した人はいるのか?

そびえ立つ壁を押して、空間を変えていくインスタレーション作品。
一つ推して限界がくると、また次の壁を押す。
巨大な壁なので、その場で出会った人と協力して押します。

最後にすきまから見える景色はどんなだろう?
興味津々。

展示された可動式の壁を鑑賞者が運び、動かすことで空間を「調整」する。
さらに、鑑賞者は壁の間を歩き「周遊」することで、隠れていた視界が開けたり、新たな景色が見えたりする。
参加した人の行動によって空間が広がり、断片的な情報から全体像を想像させます。
体験参加型のインスタレーション作品は面白い。
ネット上で見るのとは一味も二味も違います。

飯川先生のトークセッションの後は、テラダアートコンプレックス カフェでディナーをいただきました。
飯川先生のファンだという若者とお話もできて、楽しいひとときでした。

飯川さんとギャラリーオーナーの額賀さん。
抜群のセンスをもっている方だといつも感心してしまうのです。

アートコンプレックス アクセス
住所:東京都品川区東品川1-32-8
りんかい線天王洲アイル駅B出口 徒歩8分
東京モノレール天王洲アイル駅中央口 徒歩11分
京急線新馬場駅北口 徒歩9分
MAKI ギャラリー
鍵岡リグレアンヌ個展
神奈川県出身の作家さん。
グラフィートという重ねた色層を削りとる古典的な壁画技法に布のコラージュを加え、そこに色層を重ね独自のペインティング法を用いて立体感のある絵画を制作しています。


水面に絵の具を落としてその広がりをみているような錯覚に陥ります。

背景が色違いの作品。
パステルカラーが素敵です。

アートコンプレックスのギャラリー
クラシックな画法の絵画に意図的に絵の具を落として新しい作品を作り出しているようです。


PIGMENT TOKYO
隈研吾氏設計の画材屋さん。
波打つような木材の天井が良い感じです。

カラフルな絵の具が並んでいる光景はそれだけでアート。

白も何通りものグラデーションになっています。美しい。

筆、はけの種類も豊富。
見ているだけで楽しい気分になります。

まとめ
飯川さんの作品はなんだかわからないけど、見てみたい、知りたい、触ってみたいという気持ちにさせる仕掛けがあります。
バーチャルな世界に接することが多くなった今、体験して感じることは貴重な気がします。
大人にとっても、子どもにとっても。
飯川さんのこれからの作品も楽しみに待ちたいと思います。
額賀さんのおかげで、素敵な作家さんに出会えました。
アートっていいなぁ。今日も心豊かに。

