現代アートの宝箱 植島美術館

国内アート

アート旅ブログのマチです。

植島美術館に行ってきました。

開館してから3回目の訪問になります。

東京現代のチケットの特典の一つで入館料は無料。

嬉しいことに、9月11日から13日まではアート三昧になりました。

植島美術館

美術館のオーナーは、実業家・投資家でもある植島幹九郎氏で自身のコレクションを公開するために美術館を設立しました。

コレクションしても自宅に保管して公開しないコレクターも多い中、貴重な行動です。

アートファンのしては嬉しいかぎり。

植島氏は渋谷教育学園の一部を改装して美術館を設置しています。

一流作家から新進気鋭の若手作家まで幅広く収集されている作品は魅力的。

コレクションが変わるたびに鑑賞したくなる美術館です。

展覧会

加藤泉「無題」

つい最近、エントランス横に設置された現代アートの代表 加藤泉作品。

とても特徴的なユーモラスな作品。

この脱力系の作品が好きです。

名和晃平 「Pixcell-Deer」鹿ちゃん

階段には、ローレンス・ウィナーの作品

文字のフォント、カラーがカッコイイ。

踊り場には、杉本博司作品。

第3回コレクション展 像は燃え、像は歪み、そして光に昇華する

今回の展示では、地下から最上階へと至る身体の移動そのものを、ものを「見る」という行為が変容していく物語としてとらえています。

フロアが上がるごとに、イメージは抽象的になり最後は光になることを体感します。

キュレーションを担当したのは、国内のアートシーンで活躍する長谷川裕子さん。

ワクワクした気持ちで会場の扉を開きました。

消滅と風景

鈴木理策「water mirror,17,WM-741」

鏡のように景色を映し出す様にひき込まれます。

野又穣「Continuum-21」

水上に浮かぶ船のような巨大な機構をリアルに描いています。

人が存在しない空間にSFの世界を連想します。

今津景「The Sea is Barely Wrinkled」

人間が創造したものをとられてしまう、そんな感覚に陥りました。

海の底なのか。。。

ラキブ・ショー「The Pragmatic Pessimist」

異世界の冬の宮殿、芸術書を燃やして暖を取る画家、宮殿の外にうごめく北極の動物たち。

これからどうなっていくのか想像をめぐらせる。

手前の立体 三家俊彦「The Aluminium Garden」

猪瀬直樹「Work」

フィンランドのフィヨルドのように見える作品。

澄んだ空気を感じます。今作は🐧ペンギン登場せず。

マシュー・デイ・ジャクソン「WHJ Waterfall」

カリフォルニア生まれ、多彩なメディアを扱う作家さん。

歴史、技術、神話など様々なものからインスピレーションを得ています。

描き込まれた重量感のある滝が印象的。

是非実物を鑑賞して体感してもらいたいです。

AKI INOMATA「昨日の空を思い出す奈義町(岡山)、2024年6月14日」
       「あの日の空を覚えている1932.12.12」

透明のグラスの中に満たした水、その水中には雲が浮かぶ。独自に制作した液体3Dプリンタによって、水中にミルクの雲が彫刻される。

コロナ禍で窓から空を眺めていて作者が着想した作品です。

昨年の岡山芸術祭に出品されたものかもしれません。

次回は奈義町で鑑賞したい美しい作品。

余談ですが、映画「ナギダイアリー」奈義現代美術館も登場しとても良かったです。

都市と痕跡

渋谷の躍動と、その躍動がいずれ風化するかもしれない。

そんな思いから展示される作品たち。

エドガー・プランズ「無題」

ミカ・ロッテンバーグ「Lampshare」

不思議な照明器具。

きのこのように見えるランプ。

エリック・パーカー「Last Laugh」

とてもカラフルな熱帯の植物、色彩、構図ともにとても素敵。

現実離れした色合いがとても良い。今展のマイベスト。

水戸部七絵「Time-I’m very proud of this country.」

絵具を盛り上げて立体作品を作る水戸部さん。

今回はタブロー作品。

ダニエル・アーシャム「Still Life with Eroded Bust of Diana the Huntress,Sneaker and Porsche」

風化し崩れかけた現代のオブジェ。

マネの静物画を思い出します。

シアスター・ゲイツ

日本の民藝運動の精神や美意識と、アフリカ系アメリカ人の歴史、ブラックアイデンティティを融合されたいます。

始めた見た感覚の作品です。これから注目しよう。

反復と像

”像とは何か”問いかけてくるコーナー。

草間彌生 作品

先日亡くなった現代アートの巨匠。

冥福をお祈りします。

奈良美智「Hey!Ho!Let,s Go!」

つり上がった目、突き上げたこぶし、少女が訴えたいことは何か。

ゲルハルト・リヒター「Abstraktes Bild」

色の重なり、スクィーズして表れる風合いを味わう。

塩田千春 作品

何本もの糸で覆われたオブジェ。

糸は血管やつながりを表します。

ゲルハルト・リヒター「STRIP」

AI WeiWei「I and My Village」「Table with two legs」

シャガールの作品をレゴブロックを用いて再現しています。

よく見ると、作家の裸体、SNSの青い鳥も表現されています。

社会の歪みや検閲に対しての警鐘を鳴らし続ける作家の断固たるステートメントが表現されています。

オラファー・エリアソン「Eye see you」

鏡を使ったインフィニティ作品。

自分が映り込むと作品の一部になれる。

ライアン・ガンダー 作品

磁石でできた部品がパタパタと向きを変えていろいろな模様を作り出す作品。

肖像と隠蔽

多様なスタイルのポートレート。

人を通して世界のあり方を映し出す空間。

友沢こたお「smile CLXXXIX」

顔面にジェルのようなものをのせて、隠したいのか、注目してほしいのか、様々な解釈ができる。

隠されると見たくなる人間の心理。

アニカ・イ  ネジーム・アドヌ エヴァ・ユシュキェヴィッチ タラ・ドノヴァン

花や布によって顔を覆って肖像画の様式に対抗しているように感じます。

顔が見えないことで空想が広がる美しい作品。

よく見ると、表情はドットで描かれています。

右のフィルムシートが何層にも折り重なっている作品も面白い。

空間自体がとても素敵。

小西紀行「無題」

記号化された人物の顔、何を暗示しているのか。

不気味なような、ユーモラスなような。

アリシア・クワデ「A table is a painting」

1/4の立体を鏡で見せる作品。

アンディーウォーホル ジュリアン・オピー

シンプルな線と色面で魅了する素晴らしい作品。

動くオピー作品。「Dance 3 figure 1」

一定のリズムが心地よい。

樫木知子「AZALEA」

少年の口から生まれる無数のピンクの花びら。

花びらに包まれて何を思う。

日本画のような味わいが良い雰囲気を醸しだしています。

画材のアクリル絵の具を塗り重ね研磨する技法を使用しています。

森本啓太「Soliloquy」

夜の街で突然、撮影されたような印象をうけます。

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断片と都市

ピピロッティ・リスト「Whispering with Comets」

カラフルな映像がグリッチする様子を見つめる。身体感覚に浸透していくように。

少しづつ変化する様をずっと見ていたい。

来月長女と、21世紀美術館のトイレ作品をもう一度見てきます。

金氏徹平「POOOPOPOO #20」

ノイズがテーマ。 

金氏徹平「Build-upObjects」

積み上げたオブジェの上から石膏を流して作られているように見える。

Atsushi Kaga 伊藤彩

うさぎ、何を思う。

篠原有司男 伊藤彩 エブリディ・ホリディ・スクワッド

ノイズ、グリッチという視覚的な言語を通して、渋谷の街を見ていく。

光と影・像を手放す場所へ

地下から積み上げてきた「像」をここで静かに手放します。

ラティファ・エシャック「Between night and dawn」

ミヤ・アンドウ フランシス・真吾

オラファー・エリアソン「The halting ocean current」

ダン・フレイヴィン「無題」

ディアビーコンで鑑賞して以来お気に入りの作家さん。

カラーネオンアート。

オラファー・エリアソン「Holo Lamp」

光源、反射板、そしてガラス、その三者の位置関係が正しく揃ったとき、ホログラムを作り出す。

エリアソンの光のマジックにはいつも驚かされる。

美しい作品。

名和晃平「Pixcell」

6階の茶室は時間がなく立ち寄れませんでした。

とても残念。楽しみは次回に持ち越しです。

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基本情報

開館時間:11:00-17:00

開館日:火曜日~日曜日(月曜日 休館)

料金:一般 1800円(オンラインチケット購入が推奨されています)

アクセス:東京都渋谷区渋谷1-21-18 渋谷教育学園 植島タワー

     JR、東急東横線 渋谷駅から 徒歩5分

まとめ

代表的な現代アートが勢ぞろいする植島美術館。

長谷川裕子氏のよるキューレーションによって作品の魅力が倍増する素晴らしいアートスポットになっている。

これからも目が離せない!

アートっていいなぁ。今日も心豊かに。

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