内藤建築を追いかけて 茨城県天心記念五浦美術館

国内アート

アート旅ブログのマチです。


昨年あたりから追いかけている建築家と言えば、内藤廣氏
今回も内藤建築 目的に北茨城に足を運びました。

岡倉天心とはどんな人物か知りもせず、対岸に福島が見える 茨城市大津町五浦へ向かいました。

「鳥羽市海の博物館」もそうだったけれど、五浦も公共交通機関ではアクセスが難しいところです。

このブログでは、天心記念五浦美術館の魅力と内藤廣建築の全貌、展覧会基本情報などのついてお伝えします。
最後までお付き合いください。

茨城県天心記念五浦美術館

広大な土地に平屋の美術館が見えてきます。
なぜ、平屋に。。。
五浦景勝の地で、すばらしい海岸線と屋がつながるように、建物のボリュームが抑えられる設計がされているのです。

こんもりと刈られた植栽もアートに見えてきます。
多分意識的に作られていると思うけれど、美術館スタッフさんに聞くのを忘れてしまった。

(後日調べると、経年で建物の屋根のラインまで植栽が育ち全体を覆うことを狙っていることがわかりました。)

建築のある場は時間とともに変化し周りの環境と同化することを目指していると、内藤廣氏講演会で拝聴したことを思い出しました。

たしか、高知の牧野植物園も同じ発想で設計された建築物だったはず。
現地に行って確認しなければ。

長いアプローチに沿って水路が引かれいます。
歩きながら美術館への期待が高まります。

いよいよ美術館の入口へ。
アプローチの屋根はプレキャストコンクリートが等間隔に配されていて頑丈な作りになっています。
円柱の柱も神殿みたいでカッコイイ。奥行きが素敵です。

プレキャストコンクリートとは工場で製造された高品質なコンクリートで、現場で組み立てます。

等間隔に並んだ照明もシンプルだけれどおしゃれ。

訪れたのは二月後半で、お雛様がお出迎えしてくれました。

建築について

メインエントランスは、24mスパンをトラス状(鋼材などの直線的な部材を三角形の単位で連結させる)にプレキャストコンクリートで組んでいます。
目を見はる光景!


一番大きな展示室を柱なしの24mの空間にしたいという美術館の要望で、これに合わせて24mモジュールを基本に設計されました。
丈夫な作りだけど、圧迫感を感じません。

プレキャストコンクリートは、海の博物館と同じように600キロ弱の強度でできています。
海の博物館とお伊勢参り ブログもご覧ください。

天井を見ながらこんなところにも装飾が施されていると、感心していたらコンクリート下部の金色物体は虫取りだった。
たまにこんな失敗をしてしまうマチ。

雨水を地面に吸収させる仕組みか?

対岸は福島県いわき市。
まさに景勝地。
だんだんお天気が良くなってきました。

美術館館内。
奥が見通せて開放感を感じます。

岡倉天心記念室

新海竹蔵「岡倉天心肖像レリーフ」
山形出身で、彫刻家の新海竹太郎に師事し作品を制作しました。

この美術館のメインキャラクターは岡倉天心。

名前はいろいろな美術館で聞くけれど、一体どんな人物なのか正直知らなかったのです。

生まれは横浜で幼い頃から英語に親しみ、東大学生の時に美術に精通するフェノロサ先生と出会い、その後美術の素晴らしさを多くの人に伝えようと尽力した方だそうです。

当時の東京美術学校(今の東京藝術大学)の校長となり、横山大観、菱田春草などを見い出しました。

東京美術学校の校長をやめた後は日本美術院をつくり、活動拠点を風光明媚な五浦に移し、新しい日本画をつくろうと懸命に取り組みました。

岡倉天心の家
美意識が高いことが伝わってきます。

常設展示

木村武山「弁財天」
弁財天は音楽、学問、財福などを司り、琵琶を演奏する姿で表現されることが多いです。
武山らしく優美な色彩が見られます。

菱田春草「菊慈童」
背景の菊は 没線描法で表現され、周りの空気に溶け込んでいます。

横山大観「海上雲遠」
昭和11年の宮中歌会始の際、天皇が出題をテーマに制作しています。
文様のような波に加えて太陽を朱赤で描いていて「日本」の国を象徴しているようである。

マチの曽祖父も似た構図で句の挿絵を描いていたことに気づきました。
大観先生の影響か?歌会始のお題から発想したのか?
想像をめぐらせるのも楽しい。

岡倉天心「茶の本」
茶の湯を通じて、日本独特の文明論や東洋の精神性、美意識について語られている本です。

内藤廣氏の愛読書でもあり、「茶の本」で説かれている東洋の美意識や五浦の自然・風土は内藤氏の建築理念に通じ、美術館の空間設計に反映されています。

「茶の本」読んでみたくなりました。

天心が五浦の海で釣りをした船。

ライブラリースペース。
書棚を低く抑えていることで広々とした空間が展開されています。

企画展 木村武山展

木村武山は笠間出身の画家です。
岡倉天心の薫陶を受けて日本美術院に参加し新しい日本画を追求しました。


歴史画、花鳥画、仏画などをテーマに作品を残しています。

丁寧な細密描写、「日本を代表するカラリスト」と称される色彩の豊かな作風が特徴的な画家です。

残念ながら写真撮影はできませんでした。
是非会場でその魅力を感じてほしいと思います。

展覧会は4月19日まで。

HPより引用
HPより引用

茨城県立天心五浦美術館 基本情報

HPより引用
HPより引用

アクセス

HPより引用
HPより引用
HPより引用

ミュージアムレストラン

五浦の海を見ながらレストラン「カメリア」で名物のブラックカレーをいただきました。

濃厚なイカ墨のルーに海産物が入っていてトッピングはアンコウの唐揚げです。
とても美味しかったです。
もう一度食べたいくらい。

六角堂

美術館から徒歩10分のところにある六角堂へ。
六角堂は1905年に岡倉天心が自ら設計した、太平洋に突きだした朱塗りの東屋です。

2011年3月14日の東日本大震災の津波で流されて後、再建されて今に至っています。

六角堂は五浦の海を眺めながら考え事をしたり、読書をしたりするには最適な場所だったようです。

今回はあいにく、外壁塗かえ中で中には入れませんでした。

断崖には昔の地層も見られます。

「亜細亜ハ一なり」
戦争遂行の理想として利用されたいきさつがあります。
横山大観の揮毫し、新海竹蔵が制作しました。

袋田の滝

茨城県の見どころと言えば、三大名瀑(華厳の滝、那智の滝に続く)の一つ 袋田の滝
この時期は氷結も鑑賞できるかもしれないといことで、訪ねてみました。

アートの友だちのオススメ立ち寄り地です。

袋田の滝 恋人たちのモニュメント「オシドリ」

ハートや無限のマークの形、オシドリが二羽で額を寄せ合っている様子など見る角度によって様々な形を想像できる立体作品です。

2021年の7月4日、東京オリンピック聖火リレーが太子町で実施されました。
袋田の滝に聖火ランナーが入場し記念になりました。

凍るか凍らないかのせめぎ合い。
段々になって流れる姿が美しい。

句を詠む友だちに一句お願いしたら

四度観(よどみ)瀧 零下4℃の袋田に まだ見ぬシベリアを知る

いただきました。

素敵な感性はいかにして培われるのか、今度会ったら聞いてみよう。

まとめ

期待通りの建築物を見ることができた茨城アートの旅でした。

内藤廣氏は空間の調和、地域の特色を活かした建築を生み出している建築家です。

その土地、その場に暮らす方々への愛情を感じます。
ぶれない芯を持った人はどんな業界の方でも魅力的です。


茨城県天心記念五浦美術館を訪ねてみて、改めて感じることができました。

アートっていいなぁ。今日も心豊かに。

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