アート旅ブログのマチです。
老舗ギャラリーから招待メールをいただいたので展覧会に行ってきました。
田園調布みぞえ画廊東京本店での展覧会「野見山暁治がのこしたもの」のアートレビューをお伝えします。
みぞえ画廊東京本店
すっかり秋のしつらえ。

展覧会 野見山暁治がのこしたもの
野見山先生の作品を知ったのは、先生御年100歳を記念した「すごいぞ!野見山暁治のいま展」でのこと。
100歳でこんなにエネルギッシュな作品を制作できる作家先生はどんな方だろうと、興味津々で展覧会に向かった記憶があります。
今回はみぞえ画廊ギャラリストさん一押しの展覧会へ。

「パリー・パンテオン風景」
パリに留学していた頃の作品。
色の組み合わせと街並みの描きかたが素敵。
キュビズムの影響も感じられます。

「アニタ(1)」
アニタさんはパリに滞在中のモデル。
野見山先生が帰国後、先生を訪ねて来たアニタさんを描いた作品。
先生を語る上でとても重要な作品だと、ギャラリストさんが教えてくれました。
なんとも味わいのある絵画。
表情や使われている色に魅力を感じます。

「追憶」
植物の揺れるさまが水辺に映っているようにも見えます。
具象のような抽象のような独特の世界観。
和室の窓辺にしっくりとくる。

「一つの風景」
先生の故郷、筑豊の炭鉱の夕焼け風景か。

「冬の華」
色の重なりやひっかいたような鋭く力強い線がとても素敵な作品。
その日によって見え方が変わりそう。

「メキシコ」 「空のかげり」
メキシコの国の形から発想を得たのか。
空に浮かぶ雲?
青の濃淡がとてもよいなぁ。

「忘れた景色」 「実」
抽象的な作品は何に見えるか、どう感じるか自分と対話しながら鑑賞するのが楽しい。

先生のエッセイ「アトリエ日記」は制作の日常や老いることの葛藤、友人の死など軽妙な語り口で綴られています。
シリーズ本を何冊か興味深く拝読しました。
先生の人柄がよくわかるエッセイです。

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ディスプレイの仕方も魅力的。

「おんなの部屋」
暖炉のある部屋を暖炉とともに飾る。
こんな風に家のリビングに飾れたら本当に素敵だ。


中庭には豊福さんの立体作品。
雨模様もとても似合う。

和室の作品。
エネルギーがほとばしる!


糸島の海の風景かな?
東京の練馬と福岡の糸島にアトリエを構えて晩年まで制作に励んだ先生。

個展は2026年8月30日まで。
前回の訪問は弓手先生の個展でした。
基本情報
住所:東京都大田区田園調布3-19-16
営業時間:10:00~18:00
定休日:月曜日・火曜日(企画展開催中は無休)
入場料:無料
アクセス
東急東横線・目黒線「田園調布」駅(西口)より徒歩6~7分
まとめ
作家さんの人物像に迫る素晴らしい展覧会を行うみぞえ画廊。
老舗画廊の矜持を感じます。
横浜で行われるアートフェア、東京現代での出品作品も楽しみ。
アートっていいなぁ。今日も心豊かに。


