アート旅ブログのマチです。
友だちと代官山で会うことになり、その前にアート散歩しようと出かけました。
北川フラムさんのギャラリーの展示と現代アート作家の水戸部七絵さんの個展のアートレビューを残したいと思います。
アートフロント ギャラリー
中原佑介とその時代 展
戦後日本を代表する美術評論家のひとりである中原佑介氏と中原氏の美術批評選集の中で取り上げられている作家の作品を展示しています。

遠藤利克
焼成した木、水、土、金などで「円環」「空洞牲」を造形の核とした作品を制作しています。
自然と人間の関係を問うています。2003年には「大地の芸術祭」にも参加しています。

磯辺行久
ワッペン型を反復したレリーフを制作して注目を集めました。渡米してからは、エコロジカル・プランニングを学び作風を大きく変えました。
「大地の芸術祭」とのかかわりは深く新作を発表し続けています。

靉謳
池田満寿夫らとともに「デモクラート芸術家協会」に参加し、明るい色彩の油彩画を発表し注目を集めました。周囲の環境をとりこんだインスタレーション作品を制作しています。
可視光線(虹の階調)を用いた独特の様式を確立しました。
虹色は幸せな気分にしてくれます。
日本人の作家さんと初めて知りました。

元永定正
「具体美術協会」に参加し活動しました。
未知なる自然を創作の源とし、色水をビニール袋に入れてつるした作品などを制作しました。
作家がコントロールできない物質の状態は「自然派」と呼ばれました。
幾何学のロボットのよう。

クレス・オルテンバーグ
壮大な彫刻や日常品をモチーフに立体作品などを制作しました。
アメリカポップアートの代表作家です。
「日常品の巨大化」が特徴的です。
宇都宮美術館に巨大な歯磨き粉チューブのオブジェがあります。
そういえば、麻布台のPaceギャラリーで個展も行われていました。

荒川修作
「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」に参加し<棺桶シリーズ>などの作品を制作しました。
「ナンセンスの美学」を体現する作品と言われました。
岐阜の<養老天命反転地><天命反転住宅>などの建築もてがけています。

イリア&エミリア・カバコフ
ウクライナの出身の作家さん
絵本作家として活躍する一方で、当時の体制下で非公式に芸術活動をしてきました。
人間の想像力を引き出すためのプロジェクトに取り組みました。
越後妻有「大地の芸術祭」に素敵な作品を出品している作家さんです。
船のモチーフとパステル調のカラーがいいのです。

宇佐美圭司
美術の問題を絵画によって明示しそこへの回答を試みる作品制作を行ってきました。

袴田京太朗
中国、チベット、ネパールなどに滞在して作品を制作しました。
色とりどりのアクリル板を幾層にも重ねた彫刻作品で広く知られました。
さかさまになった家から煙がでている作品。

赤瀬川原平
高松次郎などと「ハイレッド・センター」で活動しました。
<模型千円札>に事件では「千円札裁判」が行われ物議をかもしました。
芸術表現であると主張しました。

中西夏之、今井俊満、青木野枝の作品。
今井俊満はパリを拠点に活動し、日本的感性、身体性を内包した独自の絵画を切り開いた画家です。
青木野枝さんの作品は庭園美術館の展覧会が記憶に残っています。

現代アート界における代表的な素晴らしい作品を無料で鑑賞させてもらえる機会。
是非、代官山散歩の途中で立ち寄ってもらいたいと個人的に思うマチです。
基本情報
会場:アートフロントギャラリー
会期:2026年3月26日~5月30日
開館時間:11:00~17:00
休館日:日曜日、月曜日(5/3,4 開廊)
入場料:無料
AISHO ギャラリー
水戸部七絵 個展「SUNDAY MARKET」@AISHOギャラリー
水戸部さんとは、東京現代などで直接お話する機会があって、勝手にこちらから親近感をもっている。

水戸部七絵さんは神奈川出身で東京藝大大学院を修了し、千葉と東京を拠点に活動する作家さんです。
作品は写実的に再現されるものではなく、絵具を過剰に塗り重ねることで、構図が乱れゆがみながら立ち現れてくる。
今まで見てきた水戸部さんの作品は厚いマチエールの絵画や絵具てんこ盛りのオブジェなど重厚感のある作品がほとんどだったけれど、今回の個展のコンセプトは「蚤の市」

水戸部さんの過去・現在・未来を紹介するかたちになっています。

水戸部さんの私物、物販、プライベートコレクション、作品制作の資料などを一堂に展示しています。

お客さんで賑わう店内。
作品を自由に手にとって、購入する姿が見られました。
水戸部さんは現在、文化庁から支援を受けてアメリカで研修中だとか。
今年末に凱旋帰国して見せてくれるだろう作品が今から楽しみです。

ヒルサイド カフェ
高校の友だち4人と久しぶりの再会。(サプライズが大成功!)
2時間近く語り合いました。
カフェのおともはパンケーキ。
店員さんおすすめと言うだけあって、絶品!
ふわっふわでとても美味しかったです。
パンケーキの写真の撮り忘れ、残念。

まとめ
1969年から30年かけて段階的に開発された代官山ヒルサイドテラスは建築家 槇文彦氏設計の複合施設です。
今なお古さを感じさせない洗練された大人の雰囲気をもつ建築です。
都内でも落ち着いたエリアでとても居心地がよいのです。
そんな中の友だちとのカフェタイム、アート散歩。本当に最高でした。

余白と緑のあるこのエリアが好きだなぁ、あらためてそう感じました。

アートっていいなぁ。今日も心豊かに。
