アート旅ブログのマチです。
新宿方面の仕事の帰りに3度目の訪問になる練馬区立美術館へ行ってきました。
それにしても、今年の秋は雨の日が多い。
この日もかなりの雨量の中、中村橋駅から向かいました。
<ネリマーマ>胴体と足が練馬大根、顔は緑の植栽。

練馬区立美術館
練馬区立 美術の森緑地
駅から3分のところに見えてきたのは、ちょっとへんてこな美術の森緑地公園。

ゴリラ、ペンギン、カラフルキリンなどが点在している。


美術館のシンボルキャラクター<ネリビー>

雨脚が強いので、早速館内へ。
2028年に平田晃久氏の設計でリニューアルされる予定が取りやめになったそうで、1985年に建てられた現在の建物をそのまま使うながれになっている。
平田氏設計デザインの美術館も見てみたかった。

鞍掛純一「うつるもの」

美術館 館内
入口入ってすぐの吹き抜けのあるロビー空間。

天井はコンクリートのグリットで仕切られ、ライティングが仕込まれています。

2階に上がると、公園側に中2階の休憩スペースが見えます。

展示室に向かいます。
寺田真由美ー不在の存在
寺田真由美さんは1958年東京練馬区生まれで、2001年から渡米しニューヨークを拠点に活動をしています。
室内模型を作成し、本物の一室のように見立てて撮影した写真や石彫の作品があります。
初めて出会う作家さんの作品にワクワクしながら展示室に向かいました。

「Mr.Johns」
私室そのものをインスタレーションとして表現した作品。
透明な衣服とバッグ。そして、靴までも透明。
透明にしたことで存在感が増す、それが狙いなのか。

作品の影にも注目して見る。

「shouwer」「bathtub」
立体作品から写真へ制作の範囲を広げていきます。
人物は存在していないけれど、なぜか気配を感じる。
モノクロの世界に風や光を写し込んでいるところに惹かれます。

「suitcase」「chair and book」

「bed」
石彫の作品。
布のドレープ、質感が伝わってくる。


「bedhead with appletree」「rolling table」
窓の向こう側に何があるのか、見てみたくなる。

「white chair 150701pa」
とても静かな空間に白い椅子が置かれています。
少しだけ開かれたドアからみえる植栽が映える窓にも注目します。
この静謐な空気は日本特有のものなのか。
心惹かれる作品です。


若林奮ーRun and Rest
若林夫人の淀井彩子氏より寄贈をうけた作品も展示されている今展、横須賀美術館の屋外に設置されている作品の関連ドローイングなども興味深い。
「Run and Rest」

”走り、休む”は1989年に谷をイメージして制作した壮大な作品<Valley>とよく似た形態の作品で、谷の内側は通路で犬の視点から見て作品化されたと考えられています。
犬の駆け抜けることを想定した幅と犬の視界を遮る高さが確保されています。
犬の休憩所のような空間も設けられている面白い作品です。
横須賀美術館の 全長46m、高さ3mの鉄の谷、改めて体感したいと思いました。

「188」

”「自然」「時間」「空間」などに対する独特の観察や思索を抽象的な形態に表現しました。”
展覧会パンフレットから引用


展覧会は2026年7月25日~10月18日まで。
窓際には マリオ・ペリーニ「412 CAB」が置かれている。
屋外を眺めながら、展覧会の様子を反芻するのにとっておきの場所。
美術館にはこういう空間が必要です。

美術館という空間にある素敵な椅子。
作品名を確認し忘れ、知りたいなぁ。


アーツ中村橋 2026
中村橋界隈のアートのお祭り。

お祭り、準備中。

利用案内

まとめ
日本各地の美術館で、若林奮氏の屋外彫刻作品が設置されているのを見かける。
どういう意図で制作されているのか今展で知ることができました。
横須賀美術館の屋外作品は改めて鑑賞しようと思います。
犬の視点で見てみよう。
寺田真由美氏の作品は今展で初めて拝見しました。透明なインスタレーション、室内模型を作成し本物の部屋に見たてて撮影したという写真作品に魅了されました。
アーティストトーク参加して見たかった~。
これからもお二人の作品を注目していきたいと思います。
お気に入りの作家さん、作品に出会うと足取りも軽くなるマチです。
行きたいところ、見たいものがあるところにはどんどん出掛けて行こう。
芸術の秋。
アートっていいなぁ。今日も心豊かに。
