砂丘の演出写真家 植田正治

国内アート

アート旅ブログのマチです。

米子の旅のスタート。
米子市公会堂、建築設計は村野藤吾。

湾曲しているファサード上部がとても特徴的です。

堂々たる姿に優雅さを感じます。

この日は地元高校の吹奏楽発表会の準備中でした。

ちらっとホールを拝見。

天井にも優美な曲線を発見。

大神山神社に参拝させていただきます。

旅をさせてもらっていることに感謝を忘れません。

植田正治写真美術館

建築物として

1995年竣工の植田正治写真美術館は、建築家高松伸が設計し、大山の麓にたつコンクリート打ちっ放しの現代建築です。

4つの棟が「死」や「静止」を感じさせる「少女四態」をモチーフにしています。

逆さ大山を映す池、大山を望む大窓など、自然と融合した静謐な空間が特徴的です。

少女四態

大自然の中に突然現れる建築に圧倒されます。

この日はあいにく、曇りのち雨で大山が雲の中に隠れています。

直線と曲線の組み合わせが絶妙です。

館内は黒とシルバーの配色で洗練されています。
2階に上がると展示室です。

コレクション紹介展示

植田正治とは、どんな写真家だったのか
TOP MUSEUMで一枚の写真を見た以外はなんの知識もなく訪れました。

展覧会鑑賞あと、とても魅力的な写真家だったことがわかり感動するマチでした。

写真との出会い

境港出身の植田さんは子どもの頃絵を描くことが好きな少年でしたが、父親が買ってくれたドイツ製のカメラをきっかけに写真を撮り始めました。

19歳で「植田写真場」という写真館を開きました。

雑誌のコンテストに入賞する腕前で、友だちと「中国写真家集団」を作り東京で展覧会を開催し高く評価されるようになりました。

HPより引用



演出写真

モデル一人ひとりにポーズをつけて画面の中にバランスよく並べて撮る「演出写真」をあみだしました。
モデルは近所の子ども、奥さん、4人の子どもたちでした。

写真を撮る時の家族のやりとりが何とも微笑ましく、植田さんの温かい人柄が感じられました。

砂丘劇場

植田さんは砂丘をおおきな「ホリゾント」(写真館の背景)といっていました。

砂と空だけが続く広大な丘は「演出写真」のすばらしい舞台になったようです。

東京で活躍していた土門拳さんとも交流がありました。

植田さんとは正反対な写真家でお互いを認め合っていたようです。

HPより引用

シュールレアリスムと日常

砂丘など無機質な空間中に、日常生活の要素(家族、生活雑貨など)が混ざり合う物語性がある独特の世界観を展開しました。

例えば、ルネ・マグリットが好んだ山高帽やステッキがアイテムとして撮られています。

絵画の構図を意識しているように感じました。

「白と黒」を強く意識し、風と光のバランスでドラマティックな画面をつくり出しています。

HPより引用

企画展 あの頃の「松江」

植田さんは、「水の都」と呼ばれる松江の街の四季折々の表情や、そこで暮らす人々の素朴な姿を意欲的に撮りました。

ただ風景を撮るだけでなく、その時の感情や気配を意識して撮影していたようです。

美術館の館内全体にアートを感じます。
椅子やその影にも注目します。

2階の休憩スペース。

天気が良ければ、逆さ大山と大山の頭に山高帽がのった景色を眺められます。

まだ、雨が降り続き、水庭には雨粒が落ちています。

水庭には逆さ大山が映り込む。今日は想像力で見ることにします。

大きなガラス窓からは四季折々の大山を絵画のように見ることができます。

特等席。
デザイン性のある素敵な椅子が置かれています。

2階の映像展示室には 世界最大規模のカメラレンズが設置してあり、天気が良いと逆さ大山を見ることができます。

2階の自由エリアも広々として贅沢な空間になっています。

一瞬の晴れ間。

屋外には砂丘風景の写真が設置されているので、独自の「演出写真」を撮影することができます。

人の不幸や悲しみは写真にしたくない。喜び、幸せなことを焦点をあてたい、といった植田正治さんの言葉が印象的でした。

関東からはアクセスしにくい美術館ですが、訪ねることができて本当に良かった。

ネット環境が整った今でも現場にきてその場を体感したいといつも思っています。

TOP MUSEUM マチブログも合わせてご覧ください。

基本情報

植田正治写真美術館

Screenshot
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アクセス

Screenshot
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バスの本数が限られているので、岸本駅からタクシーなどを使うのが良いかもしれません。

TERRACE THE DAISEN カフェ

晴れていたら大山を見ながら軽食を食べたり、お茶を楽しんだりできる施設です。

朝早くて、この日は開店前でした。

大山地方は、野菜、乳製品や豚肉が美味しいです。

温泉津温泉

米子から特急やくもに乗車して次の訪問地益田に向かう途中、世界遺産岩見銀山のエリアにある温泉、温泉津温泉に立ち寄ることにしました。

温泉津温泉はゆのつおんせんと読むと初めて知りました。

日本語の読みは難しい。

駅前のモニュメント。

特急のデザインもかわいい。

米子駅で懐かしいものを見つけて、車内で食べてみる。

楊枝でつついて皮をとっていただく。コーヒー味の羊羹。

日本茶がほしくなる。かなり、甘い!

温泉津温泉駅、初。

世界遺産になってから、街は活気がでていると、地元の方が嬉しそうに語っておられました。

石見銀山のゆるキャラ「らとちゃん」

石見銀山で使われていたさざえの殻の灯り「螺灯」からきている。

温泉津温泉駅を下車したところ。

瀬戸内の景色に似ていました。とてものどか~。

温泉津温泉 「元湯」と「薬師湯」

バスを下車したところで荷物を預け、観光案内所で聞くと有名な温泉は「薬師湯」と「元湯」

どちらも大正ロマンを感じる昔ながらの湯治場。

石鹸、シャンプーなどのアメニティは置いていないそうです。

迷ったすえに入ったのは、低温、中温、高温の3種類がある「元湯」へ。

番台のおばちゃんからレクチャーを受けていざ、入湯。

高温に入るには、まず低温を何度を繰り返し十分体を慣らして、慣れたら中温に1,2分肩まで入る。

体を十分冷まし、足に水をかけてから、高温に入る。

普段熱い湯に入れないマチも、地元のおばあちゃんのご指導のもと無事にはいることができた。

ありがとう、地元の方々。こういう出会いがあるから旅はやめられない。

次の機会に「薬師湯」へ。

こちらは中温のみだそうです。

なかのや旅館 カフェ

街並みも情緒があっていい感じ。

次の電車までの時間調整は近くの旅館カフェ。

アイスカフェラテが美味しかった~。

民家をお店に改装しているようです。

世界遺産になったおかげで街は潤っていると、旅館の方も喜んでいました。

宿泊されるお客さんもたくさん見かけました。

古民家イタリアン。

温泉街には、素敵な雰囲気の飲食店、カフェ、お土産物屋さんなど点在しています。

温泉津温泉へのアクセス

電車:山陰本線温泉津温泉駅からバスかタクシーで5分 温泉前下車。

車:浜田道大朝ICより60分。

まとめ

大自然の中の素晴らしい美術館。

大山の魅力とともにしっかり味わうことができたした。

温泉津では、山陰の方々とのふれあいも楽しむことができて、アート旅を満喫しました。

見どころ満載な山陰地方、いろいろな楽しみ方ができるので、是非足を運んでみてほしいです。

アートっていいなぁ。今日も心豊かに。

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